今回は子供の運動会でいいとこを見せようと思いいきなりランニングを始めたら足が痛くなってしまった患者様が来院しました。
原因はどこにあるのか、この症状を良くすることはできるのか?
パパを運動会でヒーローにできるのか?
アフロ先生の体の個性を活かした施術は通用するのか?
期待してみましょう

初めましてアフロ先生
今日は先生に膝を見てもらいたくて来ました

こんにちは!!
艾男さん
膝が痛いんですね
何か痛めた心当たりはありますか?

お恥ずかしい話なんですが来週に息子の鍼太郎の運動会があるんですよね。
ちょっとそこで良いところ見せようと思って夜にランニングを始めたらここ最近膝が痛くなってしまったんです

なるほど〜
それは鍼太郎君に良いところ見せたいですもんね
頑張っちゃうのもわかる気がしますね
ちょっと確認していきましょう

はい!!
よろしくお願いします。

まずは屈伸できますか?

うっっっっっっっ
膝の内側が痛いです

うーーーん
ジャンプとかはどうですか?

ジャンプしてもやっぱ膝の内側が痛いですね

結構痛そうですね
次はベットに仰向けに寝てください

膝の周り少し触りますね
ここは痛いですか?

ウォーーーーー
めっちゃ痛いよ
アフロ先生

膝の内側の脛骨付近位
圧痛(++)
熱感(++)

次は腿の前側と内側少し押しますね
腿の前側押しますねー
どうですか?

腿の前側は気持ちいいですね

次は腿の内側押していきますね
どうですか?

ぎゃー
凄い激痛です!!
ちょっとここは異常に痛いですね

ここが痛いんですね
もしかしたら鵞足炎かもしれないですね

【鵞足炎】ですか?
初めて聞きましたね

普段日常生活ではなかなか聞かない言葉ですよね
艾男さんのために解説していきましょう
【鵞足】【がそく】
鵞足とは縫工筋・薄筋・半腱様筋の三つの筋肉の停止部のところを指します。
脛骨内側に上記の筋肉の腱が付着しているのですが、これらの三つの形が扇状に広がって付着しておりその形が鳥の足に似ていることから鵞足と呼ばれています。


次は少し細かく三つの筋肉について見ていきましょう
【縫工筋】
起始:上前腸骨棘
停止:脛骨粗面内側
作用:股関節屈曲・外転・外旋
神経:大腿神経(L2・L3)

【薄筋】
起始:恥骨結合から恥骨下枝
停止:脛骨内側・下腿筋膜
作用:膝関節屈曲・股関節内転・下腿内旋
神経:閉鎖神経(L2・L3・L4)

【半腱様筋】
起始:坐骨結節
停止:脛骨粗面内側・下腿筋膜
作用:膝関節屈曲・股関節伸展・内転・下腿内旋



まずはこんな感じが鵞足に関する解剖学かな!!

初めて聞くことばかりですね!
先生勉強になります。

次は鵞足炎について一緒に勉強していきましょう。

先生お願いします!!
【鵞足炎】【がそくえん】
鵞足に炎症を生じている病態のことを鵞足炎と言います。
動作の中で膝の曲げ伸ばしや脛骨の外旋が反復しておこなわれると鵞足に負担がかかりやすくなり、炎症を起こします。
特に注意してほしいアライメントとしては大腿部に対する下腿外旋が過剰なアライメントは注意です。
鵞足を構成している筋肉は下腿内旋作用を持っており、すなわち下腿外旋を制動する筋肉になります。
そのためなんらかの原因で下腿が過剰な外旋アライメントを呈してしまうと鵞足に伸長ストレスがかかり炎症します。
ポイントしては臀筋が硬いと下腿外旋は強くなるのでチェックしてみてください。

そうだったんですね。
運動会でいいとこみせようと張り切りすぎましたね。

息子さんの前ではいいとこ見せたいですもんね。
早くよくなるように治療していきましょう!
鵞足炎治療法
1:膝の内側に圧痛や腫脹の有無の確認
この時点で陽性所見があればアイシングがおすすめ
2:鵞足を構成する筋を触察していき原因の筋肉を確認する
3:1の時点で陽性所見がなければほぐす・鍼を打つなどの治療も可能
4:最後キネシオテープで固定すると動作時の痛み軽減につながる


よし!!!
今回の治療はここまでにしようかな
膝曲げたり伸ばしたりジャンプしたりしてみてください

本当に治ってるのかなー
ちょこっとしか施術してないからなんか不安だな
!!!!!!
全然痛くないんだけど
アフロ先生

でしょー
ちゃんと正しく評価できて処置ができれば一回の施術でもしっかりと効果出せるんですよ!(ドヤッ)

そうなんですね
さすがアフロ先生

私は治療で一番大切なのは【評価】だと思ってるんですよね。
最初間違えるとどんなにいい施術しても効果出ないんです。艾男

なるほど
鍼太郎も先生みたいな鍼灸師目指してもらおうかな

この仕事は本当いいですよ
人の役に立てるいい仕事です
一週間後・・・

アフロ先生
おかげさまで親子リレー1位になれました
鍼太郎も喜んでました

それはそれはよかったですね
おめでとうございます

また鵞足炎が発症しないようにケアしていきましょうね


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