成長とは、体の重量・大きさが増えると同時に、機能的にも成熟していく現象です。その程度は発育時期や器官によって異なり、新生児期と思春期で成長率が高く、児童期はゆるやか、成人期で安定します。国試では発達段階の区分と順番、器官ごとの成長パターン(脳は早期、生殖器は思春期、胸腺は思春期ピーク、副腎は8歳頃から)が定番の出題ポイントです。
| 読み方 | せいちょう |
|---|---|
| 定義 | 体の重量・大きさが増え、さらに機能的に成熟すること |
| 成長の3要素 | ①重量が増える ②大きさが増える ③機能的に成熟する |
| 成長率が高い時期 | 新生児期・思春期(児童期はゆるやか、成人期は安定) |
| 発達段階の区分 | 新生児期→乳児期→幼児期→児童期→青年期→成人期→老年期の7区分 |
| 部位差 | 頭部は成長が早い/下肢は成長率が高い/成長とともに頭部の割合は減少 |
| 器官差 | 脳=出生後早期に急成長、生殖器=思春期に急成長、胸腺=思春期に最大、副腎=8歳頃から急成長 |
| 国試での狙われ方 | 各期の年齢区切り、成長率の高い時期、器官別の成長パターンの正誤 |
成長とは、単に体が大きくなることだけを指すのではありません。重量が増える・大きさが増える・機能的に成熟するの3つを合わせたものが成長です。そして成長の程度は発育時期や器官によって異なるという点が、国試での最重要ポイントになります。
一発暗記は「成長=大きくなる+成熟する」です。
身長・体重の成長率は一定ではなく、時期によって変化します。高いのは新生児期と思春期の2つの山で、その間の児童期は比較的ゆるやかです。とくに思春期は骨の長軸方向の成長が急速になる点が頻出です。
| 時期 | 成長率 | 特徴 |
|---|---|---|
| 新生児期 | 成長率が高い | 身長・体重ともに伸びやすい |
| 児童期 | ゆるやか | 比較的おだやかに成長 |
| 思春期 | 再び高くなる | 骨の長軸方向の成長が急速 |
| 成人期 | 安定する | 成人レベルに達して安定 |
ヒトの一生は成長時期によって7つの段階に区分されます。国試では区分と順番、そして年齢の区切りがそのまま問われます。
| 段階 | 時期の目安 |
|---|---|
| ①新生児期 | 誕生〜28日頃まで |
| ②乳児期 | 〜16か月頃 |
| ③幼児期 | 〜6歳頃 |
| ④児童期 | 〜13歳頃 |
| ⑤青年期 | 〜24歳頃 |
| ⑥成人期 | 〜65歳頃 |
| ⑦老年期 | 65歳以降 |
身体の成長率は部位によって異なります。赤ちゃん(0歳)は頭部が大きく手足が短い体型ですが、子ども(6歳頃)→成人(18歳頃)と進むにつれて手足が長くなり、頭部の割合は小さくなります。
一発暗記は「赤ちゃんは頭が大きい → 成長で脚が伸びる → 大人の体型へ」。
器官ごとに成長曲線の形が違うことが、成長の分野でもっとも差がつくところです。胸腺は思春期に最大となりその後退縮、副腎は出生後に一時減少し8歳頃から急成長という特殊な動きを必ず押さえてください。
| 器官 | 成長パターン |
|---|---|
| 脳・神経系 | 出生後早期に急成長。数年で成人レベルへ近づく。シナプス発達は青年期まで |
| 骨格・筋肉・心臓・内臓 | 身長・体重の成長に伴って成長 |
| 生殖器 | 幼児期はゆっくり、思春期に急成長し1〜2年で成人レベル |
| 胸腺 | 思春期に最大となり、その後は退縮 |
| 副腎 | 出生後に一時減少し、8歳頃から急成長 |
ここまでを一枚で整理します。