肋間筋は肋骨と肋骨の間を埋める呼吸筋群で、外肋間筋・内肋間筋・最内肋間筋の3層構造になっている。外層の外肋間筋と肋骨挙筋は肋骨を引き上げて胸郭を広げる吸気筋、内層・最内層の内肋間筋と最内肋間筋は肋骨を引き下げて胸郭を狭くする呼気筋として働く。国試では作用の向きと支配神経の組み合わせが繰り返し問われる。
| 読み方 | ろっかんきん |
|---|---|
| 構成筋 | 外肋間筋・内肋間筋・最内肋間筋(肋骨挙筋を合わせて扱われることが多い) |
| 層構造 | 外肋間筋(最外層)→内肋間筋(中間層)→最内肋間筋(最内層)の3層 |
| 作用(吸気筋) | 外肋間筋・肋骨挙筋:肋骨を引き上げ胸郭を広げる |
| 作用(呼気筋) | 内肋間筋・最内肋間筋:肋骨を引き下げ胸郭を狭くする |
| 支配神経 | 肋間神経(脊髄神経の前枝)※肋骨挙筋のみ脊髄神経の後枝が支配 |
| 国試での狙われ方 | どの筋が吸気筋/呼気筋かの組み合わせと、肋骨挙筋だけ神経支配が異なる点が頻出 |
外肋間筋と肋骨挙筋は、収縮すると肋骨を引き上げて胸郭を広げることで、息を吸いやすくする働きを持つ。呼吸運動における吸気筋として国試で必ず押さえておきたいグループである。
内肋間筋と最内肋間筋は、収縮すると肋骨を引き下げて胸郭を狭くすることで、息を吐き出す働きを持つ。呼吸運動における呼気筋として、外肋間筋・肋骨挙筋(吸気筋)と対で覚えるのが国試対策の定石である。
肋間筋は外側から外肋間筋(最外層)→内肋間筋(中間層)→最内肋間筋(最内層)の3層で構成される。表層の外肋間筋は吸気に関与し、中間層・最内層の内肋間筋・最内肋間筋は呼気に関与するという層構造ごとの機能の違いが国試で問われやすい。
| 層 | 筋名 | 作用 | 呼吸への関与 |
|---|---|---|---|
| 最外層 | 外肋間筋 | 肋骨を引き上げる | 吸気 |
| 中間層 | 内肋間筋 | 肋骨を引き下げる | 呼気 |
| 最内層 | 最内肋間筋 | 肋骨を引き下げる | 呼気 |
肋間筋の作用は、吸気に関与する筋と呼気に関与する筋の2グループに整理して覚えると国試で得点しやすい。
| 区分 | 該当する筋 | 作用のまとめ |
|---|---|---|
| 吸気に関与する筋 | 外肋間筋・肋骨挙筋 | 肋骨を引き上げて胸郭を広げる |
| 呼気に関与する筋 | 内肋間筋・最内肋間筋 | 肋骨を引き下げて胸郭を狭くする |
外肋間筋・内肋間筋・最内肋間筋は、いずれも肋間神経(脊髄神経の前枝)に支配される。一方で、肋骨挙筋のみは例外的に脊髄神経の後枝に支配される点が国試での引っかけポイントとなる。