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尿道炎の病態・分類・症状・診断・治療にょうどうえん

尿道炎とは、病原微生物によって尿道に炎症が起こる病気です。通常は男性に多い疾患で、女性では膀胱炎を合併することが多く純粋な尿道炎は少ないとされています。原因菌により淋菌性尿道炎非淋菌性尿道炎に分類され、それぞれ症状の強さや治療薬が異なる点が国試のポイントです。

尿道炎|尿道炎 1
読み方にょうどうえん
分類淋菌性尿道炎/非淋菌性尿道炎
主な原因菌淋菌、クラミジア・トラコマチス、大腸菌など(非淋菌性の50%以上がクラミジア)
感染経路主に性行為(口腔・肛門からの感染もあり)
好発男性に多い(女性は膀胱炎合併が多く純粋な尿道炎は少ない)
主症状外尿道口からの排膿、排尿痛(淋菌性は症状が強く、非淋菌性は軽い傾向)
検査所見初期尿検査、尿道分泌物の細菌検査、DNA検査で原因菌を特定
治療淋菌性:ペニシリン系抗菌薬が第一選択/非淋菌性:テトラサイクリン・マクロライド・ニューキノロン
予後良好。ただしパートナーの治療・再感染防止が重要

尿道炎とは

尿道炎とは、病原微生物によって尿道に炎症が起こる病気です。原因となる病原微生物には、クラミジア・淋菌・大腸菌などが挙げられます。

尿道炎の概要。病原微生物によって尿道に炎症が起こる病気
尿道炎の概要。病原微生物によって尿道に炎症が起こる病気

疫学:男性に多く、女性は膀胱炎合併が多い

尿道炎は通常は男性に多い疾患です。純粋な尿道炎の頻度は男性>女性で、女性では膀胱炎を合併することが多く、純粋な尿道炎自体は少ないとされています。

原因と分類:性行為感染がメイン

尿道炎は主に性行為によって感染します。感染経路としては性行為のほか、口腔からの感染、肛門からの感染もあります。分類としては淋菌性尿道炎非淋菌性尿道炎の2つがあり、非淋菌性尿道炎ではクラミジア・トラコマチスが原因の50%以上を占める点が重要です。

分類主な原因菌
淋菌性尿道炎淋菌
非淋菌性尿道炎クラミジア・トラコマチス(50%以上)など
感染経路(性行為・口腔・肛門)と分類(淋菌性/非淋菌性)
感染経路(性行為・口腔・肛門)と分類(淋菌性/非淋菌性)

症状:排膿+排尿痛

主な症状は外尿道口からの排膿排尿痛です。淋菌性尿道炎では症状が強く、非淋菌性尿道炎では症状が軽い傾向があるという違いを押さえておきましょう。

主な症状:外尿道口からの排膿と排尿痛、淋菌性/非淋菌性での強さの違い
主な症状:外尿道口からの排膿と排尿痛、淋菌性/非淋菌性での強さの違い

診断:3つの検査で原因菌を特定

診断では、初期尿検査尿道分泌物の細菌検査DNA検査を行い、原因菌を特定します。

治療と経過・予後

治療は抗菌薬を使用します。淋菌性尿道炎ではペニシリン系抗菌薬が第一選択となり、非淋菌性尿道炎ではテトラサイクリン・マクロライド・ニューキノロンが用いられます。予後は良好ですが、ただしセックスパートナーや感染源の治療も必要であり、再感染を防ぐために本人だけでなくパートナーへの対応も重要です。

分類治療薬
淋菌性尿道炎ペニシリン系抗菌薬(第一選択)
非淋菌性尿道炎テトラサイクリン/マクロライド/ニューキノロン
治療:淋菌性はペニシリン系抗菌薬、非淋菌性はテトラサイクリン等を使用
治療:淋菌性はペニシリン系抗菌薬、非淋菌性はテトラサイクリン等を使用
国試ポイント
① 尿道炎は病原微生物により尿道に炎症が起こる疾患で、通常は男性に多い
② 女性では膀胱炎を合併することが多く、純粋な尿道炎は少ない
③ 主に性行為で感染し、淋菌性尿道炎と非淋菌性尿道炎に分類される(非淋菌性の50%以上がクラミジア・トラコマチス)
④ 主症状は外尿道口からの排膿と排尿痛。淋菌性は症状が強く、非淋菌性は軽い傾向
⑤ 診断は初期尿検査・尿道分泌物の細菌検査・DNA検査で原因菌を特定
⑥ 治療は抗菌薬(淋菌性はペニシリン系が第一選択)。予後は良好だが本人+パートナーの治療が再感染防止に重要
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