脳波(EEG)とは、脳が自発的に行っている電気活動を頭皮上の電極で記録したものです。脳波は意識水準や睡眠状態によって変化し、周波数によってα波・β波・θ波・δ波の4つに分けられます。国家試験では「α=安静、β=活動、θ=うとうと、δ=ぐっすり」の対応と、それぞれのHz値がそのまま問われます。
| 読み方 | のうは(EEG:electroencephalogram) |
|---|---|
| 定義 | 脳の自発的な電気活動を頭皮上の電極で記録したもの |
| 記録方法 | 頭皮上に電極を貼り、Fp1・F3・C3・P3・O1などの部位から導出する |
| 変化する条件 | 意識水準・睡眠状態によって波形が変化する |
| 波の分類と周波数 | α波 8〜13Hz/β波 14Hz以上/θ波 4〜7Hz/δ波 0.5〜3Hz |
| 正常成人で代表的な波 | α波(安静・閉眼時に出やすい) |
| 睡眠との関係 | 睡眠時は網様体の働きが抑えられ意識水準が低下。レム睡眠とノンレム睡眠がある |
| 国試での狙われ方 | 各波の周波数(Hz)と出現条件の組合せ、レム睡眠の特徴(急速眼球運動・筋緊張低下・逆説睡眠) |
脳は何もしていないときでも自発的に電気活動をしています。この電気活動を頭皮上の電極で記録したものが脳波(EEG)です。
つまり脳波=脳の電気活動の記録であり、覚醒(起きている時)と睡眠(眠っている時)で波形がはっきり変わるのが最大のポイントです。
脳波は周波数(Hz)によって4つに分類されます。周波数の違いから脳のはたらきがわかります。数値はそのまま国試に出るので必ず覚えましょう。
| 波の名称 | 周波数 | 主に出現する状態 |
|---|---|---|
| α波(アルファ波) | 8〜13Hz | 安静・閉眼時/正常成人で代表的 |
| β波(ベータ波) | 14Hz以上 | 覚醒時・精神活動時・感覚刺激時 |
| θ波(シータ波) | 4〜7Hz | 傾眠・浅い睡眠 |
| δ波(デルタ波) | 0.5〜3Hz | 深睡眠 |
α波は8〜13Hzで、安静・閉眼で出やすく、正常成人で代表的な脳波です。リラックスしているときの波と覚えます。
一方β波は14Hz以上の速い波で、精神活動時や感覚刺激を受けたときに現れます。脳がアクティブに働いているサインです。
引っかけ注意:閉眼で安静にしているときはα波、目を開けたり計算などの精神活動をするとβ波に変わります(α波の抑制)。
眠りが深くなるほど脳波はゆっくり(低周波)で大きな波になります。
| 波 | 周波数 | 出現する睡眠の深さ | 注意点 |
|---|---|---|---|
| θ波 | 4〜7Hz | 傾眠・浅い睡眠で出やすい | 睡眠時に目立つ波 |
| δ波 | 0.5〜3Hz | 深睡眠で出やすい | 成人の覚醒時に多いと異常を疑う |
睡眠時は網様体の働きが抑えられ、意識水準が低下します。睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。
| 項目 | レム睡眠 | ノンレム睡眠 |
|---|---|---|
| 眼球運動 | 急速に動く(急速眼球運動) | 目立たない |
| 夢 | 夢を見やすい | ― |
| 筋緊張 | 低下する | ― |
| 脳波 | 覚醒時に近い | θ波やδ波が目立つ |
| 別名・特徴 | 逆説睡眠ともいう | 深い睡眠・身体を休める睡眠 |
脳波は大脳の機能局在とセットで問われます。総まとめとして確認しましょう。
一発暗記:脳波はα=安静、β=活動、θ=うとうと、δ=ぐっすり。