気虚(ききょ)は、体を動かすエネルギー(気)が不足して、心身の働きが弱くなる状態です。このページでは、疲れやすい・息切れ・声が小さいなどの気虚のサイン、よく出る肺気虚・脾気虚のパターン、八綱弁証での裏虚(寒寄り)という位置づけまで、スライドの内容をまとめて解説します。国試では「気虚=疲労・無力」がキーワードです。
| 読み方 | ききょ |
|---|---|
| 分類 | 気の失調(虚証) |
| 八綱での位置づけ | 裏・虚(寒寄り) |
| 関連する臓腑 | 肺(肺気虚)・脾(脾気虚) |
| キーワード | 疲労・無力 |
| 代表症状 | 疲れやすい・息切れ・声が小さい・食欲低下・風邪をひきやすい |
気虚とは、体を動かすエネルギー(気)が不足して、心身の働きが弱くなる状態です。気は生命活動のエネルギー源であり、不足すると体も心も元気が出ません。スライドでは「充電切れのバッテリー」にたとえられており、エネルギー不足の基本パターンとして押さえるべき証です。
気虚では、エネルギー不足を反映した次のような症状(サイン)が現れます。
| サイン | エネルギー不足との関係 |
|---|---|
| 疲れやすい | 気(エネルギー)の不足による疲労・無力 |
| 息切れ | 気の不足で呼吸の力が弱まる |
| 声が小さい | 気の不足で声に力が出ない |
| 食欲低下 | 飲食物を受け入れる働きの低下 |
| 風邪ひきやすい | 体を守る力の低下 |
気虚のなかでも国試や臨床でよく出るのが、肺気虚と脾気虚の2つのパターンです。臨床メモでも「脾+肺で見る」とされており、気虚を見たらまずこの2臓をチェックします。
| パターン | 関連する臓 | 特徴的な症状 |
|---|---|---|
| 肺気虚 | 肺 | 風邪ひきやすい |
| 脾気虚 | 脾 | 食欲不振 |
国試での最重要ポイントは、気虚=疲労・無力というキーワードです。問題文に疲労・無力感の記述があれば、まず気虚を疑います。
臨床メモとしては、「ずっと疲れてる人=だいたい気虚」と覚えておくと実践的です。気虚を見立てるときは脾+肺で見るのがコツです。
気虚を八綱弁証で位置づけると、裏・虚(寒寄り)となります。体の内側(裏)のエネルギー不足(虚)であり、性質としては寒に寄ります。
| 八綱の項目 | 気虚の分類 |
|---|---|
| 表裏 | 裏 |
| 虚実 | 虚 |
| 寒熱 | 寒寄り |
まとめると、気虚=エネルギー不足で全部弱い状態です。疲れやすい・息切れ・声が小さい・食欲低下・風邪をひきやすいといったサインはすべて「気(エネルギー)の不足」で説明できます。国試では「疲労・無力」というキーワード、肺気虚・脾気虚のパターン、八綱での裏虚(寒寄り)という位置づけをセットで押さえましょう。