血虚(けっきょ)は、血(けつ)が不足して、からだや心を潤せない状態です。血は体の「栄養」と「潤い」の源であり、不足すると乾燥・めまい・立ちくらみ・不眠などの不調が現れます。このページでは、血の働きと血虚の病機、代表症状、八綱での位置づけ(虚・裏)、そして国試頻出の肝血虚と心血虚の違いまで、スライドの内容をまるごとテキストで確認できます。
| 読み方 | けっきょ |
|---|---|
| 分類 | 気血津液弁証(血の失調) |
| 八綱分類 | 虚・裏(寒寄り) |
| 関連する臓腑 | 肝(肝血虚)・心(心血虚) |
| 代表症状 | めまい・立ちくらみ、顔色が白い、不眠・夢が多い、肌や髪の乾燥、疲れやすい |
| キーワード | 血虚=乾き・めまい |
血虚は、血(けつ)が不足して、からだや心を潤せない状態です。血は体の「栄養」と「潤い」の源であり、血虚になると乾きやすく、めまいや不眠などが起こりやすくなります。
血の働きは次の4つです。
血が不足すると潤いが失われ、心身にさまざまな不調があらわれます。具体的には乾燥・栄養不足・精神不安定という3方向の問題が起こります。
血虚を八綱弁証で分類すると、虚証・裏証にあたり、寒熱では寒寄りとなります。
| 八綱の軸 | 血虚の分類 |
|---|---|
| 虚実 | 虚 |
| 表裏 | 裏 |
| 寒熱 | (寒寄り) |
血(けつ)が不足すると、体や心にさまざまな不調が現れます。「髪がパサつく」「肌がカサカサ」「なんだか元気が出ない」といった訴えが典型です。
| 症状 | しくみ(病機) |
|---|---|
| めまい・立ちくらみ | 血が不足して、脳への栄養が足りず、めまいや立ちくらみが起こりやすくなる |
| 顔色が白い・血色が悪い | 血が足りないと、顔色が白っぽく、血色が悪くなる |
| 不眠・夢が多い | 血が心を養えないと、眠りが浅くなり、夢をよく見るようになる |
| 肌や髪の乾燥 | 血が不足して、肌や髪に潤いが行き届かず、乾燥しやすくなる |
| 疲れやすい・だるい | 血が体を十分に栄養できず、疲れやすく、だるさを感じやすくなる |
血虚は肝と心に出やすいのがポイントです。覚えるキーワードは「めまい・乾き・不眠・不安」。
| パターン | 主な症状 | 病機 |
|---|---|---|
| 肝血虚 | めまい・立ちくらみ/目の乾き・かすみ | 肝に血が不足すると、目や筋肉の栄養が足りなくなり、めまいや目の乾きが起こる |
| 心血虚 | 不眠・眠りが浅い/不安・動悸 | 心に血が不足すると、心神(しんしん)を養えず、不眠や不安、動悸が起こる |
国試での最重要ポイントは「血虚=乾き・めまい」です。乾燥しやすい・めまい・立ちくらみがキーワードになります。