血液は血漿(55〜60%)と血球成分(40〜45%)でできており、血球には赤血球・白血球・血小板があります。はたらきは運ぶ・整える・守る・止めるの4つ。赤血球は無核の双凹円盤でヘモグロビンを運び、骨髄で作られ約120日働いたのち脾臓で破壊されます。数値と流れが国試の得点源です。
| 読み方 | けつえきのそせい |
|---|---|
| 定義 | 血液=血漿+血球成分。遠心分離すると3層(血漿/白血球・血小板/赤血球)に分かれる |
| 血漿の割合 | 55〜60%(約90%が水、ほかに電解質・タンパク質・糖質・脂質など) |
| 血球成分の割合 | 40〜45%(赤血球・白血球・血小板) |
| 血液の4つのはたらき | ①酸素・栄養素の運搬 ②二酸化炭素・老廃物の運搬 ③pH・浸透圧・体温の調節 ④免疫・止血 |
| 赤血球の特徴 | 無核細胞・双凹円盤(中央のへこみ、厚さ約2μm)・ヘモグロビン(鉄Feを含むタンパク質)を含む |
| 赤血球の産生と寿命 | 骨髄(赤色骨髄)で産生、腎臓のエリスロポエチン(EPO)が促進、寿命は約120日(約4か月) |
| 破壊と代謝 | 脾臓でマクロファージが破壊→Hbがヘムとグロビンに分解→ビリルビン→肝臓から胆汁として排泄 |
| 国試での狙われ方 | 血漿55〜60%/血球40〜45%の割合、赤血球の無核と双凹円盤、EPOは腎臓、寿命120日、破壊は脾臓、溶血と貧血の定義 |
血液を遠心分離すると3層に分かれます。上から血漿、中間層(白血球・血小板)、下層(赤血球)です。
「血液=血漿+血球成分」という式と、55〜60%/40〜45%の数値をセットで覚えます。
| 区分 | 割合 | おもな中身 |
|---|---|---|
| 血漿 | 55〜60% | 水 約90%、電解質、タンパク質、糖質、脂質 など |
| 血球成分 | 40〜45% | 赤血球、白血球、血小板 |
| 遠心分離での層 | ― | 上=血漿/中間=白血球・血小板/下=赤血球 |
血液のはたらきは大きく運搬・調節・防御(免疫)・止血の4つに整理できます。
| はたらき | 内容 | 具体例 |
|---|---|---|
| ① 運ぶ(運搬) | 酸素・栄養素の運搬 | 肺で受け取った酸素を各組織へ、栄養素をエネルギー源・材料として届ける |
| ② 運ぶ(運搬) | 二酸化炭素・老廃物の運搬 | CO₂は肺へ運び体外へ排出、老廃物は腎臓へ運び尿として排泄 |
| ③ 整える(調節) | pH・浸透圧・体温の調節 | 酸・アルカリのバランス、水分バランス、熱を運んで体温を一定に保つ |
| ④ 守る・止める | 免疫・止血に関与 | 白血球が体を守る/血小板が集まり出血を止める |
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 核 | なし(無核細胞)=Hbを多く入れられる |
| 形 | 双凹円盤(中央がへこむ)、約2μm |
| 含有色素 | ヘモグロビン(Hb)/鉄(Fe)を含むタンパク質 |
| 役割 | 肺→全身への酸素運搬 |
赤血球は骨髄(赤色骨髄)で作られ、造血幹細胞 → 赤芽球 → 前赤芽球 → 網赤血球 → 赤血球と成熟します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 産生場所 | 骨髄(赤色骨髄) |
| 成熟過程 | 造血幹細胞→赤芽球→前赤芽球→網赤血球→赤血球 |
| 促進ホルモン | エリスロポエチン(EPO)=腎臓から分泌 |
| 必要な栄養素 | 鉄(Fe)、ビタミンB₁₂、葉酸 |
| 寿命 | 約120日(約4か月) |
寿命(約120日)を終えた赤血球は脾臓でマクロファージにより破壊されます。ヘモグロビンはヘムとグロビンに分解され、最終的にビリルビンとなって肝臓へ運ばれ、胆汁として排泄されます。
流れ:寿命を終えた赤血球 → 脾臓で破壊 → Hb → ビリルビン → 肝臓から胆汁として排泄/赤血球・Hb減少 → 貧血。
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 破壊の場所 | 脾臓(マクロファージ) |
| Hbの分解 | ヘム+グロビン → ビリルビン → 肝臓→胆汁として排泄 |
| 溶血 | 赤血球の破壊。免疫異常・薬剤・感染症・遺伝性疾患・機械的損傷など |
| 貧血 | 赤血球・ヘモグロビンの減少による酸素不足状態 |