アフロの手アフロの手

腎細胞癌の病態・分類・症状・診断・治療じんさいぼうがん

腎細胞癌は、腎実質細胞から発生する腺癌です。健診の普及により小さいうちに発見される例も増えていますが、進行すると血尿・腹部腫瘤・側腹部痛の三主徴が現れ、肺・肝・骨へ転移することが知られています。国試で問われる要点を整理しました。

腎細胞癌|腎細胞癌 1
読み方じんさいぼうがん
分類腎実質細胞由来の腺癌(原発性腎癌)
好発男性、50歳代以降
罹患率(推計)人口10万人あたり約16.1人(男性約16,300人/女性約5,000人)
三主徴血尿・腹部腫瘤・側腹部痛
転移しやすい部位肺・肝・骨
治療腎摘除術(腎摘出術)

腎細胞癌とは(概念・病態)

腎細胞癌は、腎実質細胞から発生する腺癌です。以前は進行してから見つかることも多い疾患でしたが、近年は健康診断でのエコー検査などが普及したことで、小さいうちに(無症状の段階で)発見されるケースも増えています。

腎細胞癌の概念:腎実質細胞由来の腺癌であること、検診による早期発見の増加
腎細胞癌の概念:腎実質細胞由来の腺癌であること、検診による早期発見の増加

疫学(発症しやすい人)

腎細胞癌は男性に多く50歳代以降で発症数が増加する傾向があります。

項目データ
罹患率(推計)人口10万人あたり約16.1人
男性患者数(推計)約16,300人
女性患者数(推計)約5,000人
好発年齢50歳代以降
性差男性 > 女性
腎細胞癌の疫学:男性・50歳代以降に多い
腎細胞癌の疫学:男性・50歳代以降に多い

主な症状(三主徴)

腎細胞癌の代表的な症状として、次の三主徴が国試でもよく問われます。

ただし、これら三主徴がすべてそろって現れるのは進行した場合であり、健診の普及によって無症状のうちに発見される例も増えています。

転移部位と治療

腎細胞癌が転移しやすい部位として、肺・肝・骨が知られています。

治療の基本は腎摘除術(腎摘出術)です。

腎細胞癌の一発暗記ポイント:三主徴・転移部位(肺・肝・骨)・治療(腎摘除術)
腎細胞癌の一発暗記ポイント:三主徴・転移部位(肺・肝・骨)・治療(腎摘除術)
国試ポイント
① 腎細胞癌は腎実質細胞由来の腺癌である
② 男性に多く、50歳代以降に好発する(人口10万人あたり約16.1人、男性約16,300人・女性約5,000人)
③ 代表的な三主徴は「血尿・腹部腫瘤・側腹部痛」
④ 転移しやすい部位は「肺・肝・骨」
⑤ 治療の基本は腎摘除術(腎摘出術)
⑥ 健診(エコー検査等)の普及により無症状のうちに発見される例も増えている
📖 腎細胞癌をスライドで学ぶ(国試辞書) 図解スライドでサクッと復習