頭部と頸部の経穴は、1穴ずつバラバラに覚えるより「同じ高さに横並びする穴」をセットで覚えるのが近道です。このページでは、前髪際から入ること5分の線上にそろう神庭・眉衝・曲差・本神・頭維、外後頭隆起上縁に並ぶ脳戸・玉枕・脳空、そして胸鎖乳突筋の前縁・中央・後縁で整理する天容・天牖・人迎・扶突・天窓・水突・天鼎を、正中線からの寸法と目印ごとに一覧表にまとめました。国家試験の取穴問題で狙われる並び順を、そのまま表で確認できます。
| 読み方 | あたまぶ・けいぶのけいけつのよこならび |
|---|---|
| 分類 | 経穴(取穴の横並び整理) |
| 頭部の基準線① | 前髪際から入ること5分 |
| 頭部の基準線② | 外後頭隆起上縁 |
| 頸部の基準 | 胸鎖乳突筋(前縁・中央・後縁) |
| 前髪際5分の横並び | 神庭・眉衝・曲差・本神・頭維(5穴) |
| 外後頭隆起上縁の横並び | 脳戸・玉枕・脳空(3穴) |
| 頸部の横並び | 天容・天牖・人迎・扶突・天窓・水突・天鼎(7穴) |
| 収載スライド | 1枚 |
頭部の1つ目の横並びは、前髪際から入ること5分の線上にそろう5穴です。前正中線上の神庭を起点に、外側へ向かって眉衝・曲差・本神・頭維の順に並びます。眉衝は外1.5寸、本神は外3寸、頭維は外4.5寸と、1.5寸きざみで外へ広がるのが並びの骨格です。その間にある曲差だけは寸法ではなく「瞳孔線上」という目印で示されます。
| 前正中線からの位置 | 経穴名 | 読み |
|---|---|---|
| 前正中線上 | 神庭 | しんてい |
| 外1.5寸 | 眉衝 | びしょう |
| 瞳孔線上 | 曲差 | きょくさ |
| 外3寸 | 本神 | ほんじん |
| 外4.5寸 | 頭維 | ずい |
2つ目の横並びは外後頭隆起上縁の高さでそろう3穴です。後正中線上が脳戸、そこから外1.3寸が玉枕、さらに外側の風池の直上が脳空となります。玉枕の「1.3寸」という独特の寸法と、脳空が「風池の直上」で示される点をセットで押さえます。
| 後正中線からの位置・目印 | 経穴名 | 読み |
|---|---|---|
| 後正中線上 | 脳戸 | のうこ |
| 外1.3寸 | 玉枕 | ぎょくちん |
| 風池の直上 | 脳空 | のうくう |
頸部の経穴は、縦軸に高さの目印(下顎角・甲状軟骨上縁・輪状軟骨)、横軸に胸鎖乳突筋の前縁・中央・後縁をとったマス目で整理すると一気に見通しが良くなります。3×3のマスのうち、中央の列に入るのは甲状軟骨上縁の高さの扶突だけで、下顎角と輪状軟骨の高さには中央にあたる穴がありません。
| 高さの目印 | 胸鎖乳突筋 前縁 | 胸鎖乳突筋 中央 | 胸鎖乳突筋 後縁 |
|---|---|---|---|
| 下顎角 | 天容(てんよう) | ― | 天牖(てんゆう) |
| 甲状軟骨上縁 | 人迎(じんげい) | 扶突(ふとつ) | 天窓(てんそう) |
| 輪状軟骨 | 水突(すいとつ) | ― | 天鼎(てんてい) |