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足の陽明胃経の経穴一覧と取穴部位【全45穴】あしのようめいいけい / Stomach Meridian of Foot-Yangming (ST)

足の陽明胃経は、目の下の承泣(ST1)から始まり、顔面・頸部・胸腹部・下肢前面を下って足の第2指の厲兌(ST45)に終わる、左右45穴ずつの経絡です。このページでは全48枚のスライドをもとに、全45穴の読み方・取穴部位・主なはたらきを一覧表と部位別の解説で整理しました。原穴の衝陽、郄穴の梁丘、絡穴の豊隆、大腸の募穴である天枢など、国試頻出の要穴もまとめて確認できます。

足の陽明胃経|足の陽明胃経 1
読み方あしのようめいいけい
経穴数45穴(左右対称に各1ヶ所ずつ)
起始承泣(ST1)— 瞳孔の真下・眼窩下縁のやや下
終止厲兌(ST45)— 足の第2指外側の爪角部
原穴衝陽(ST42)
郄穴梁丘(ST34)
絡穴豊隆(ST40)
五行穴井金穴=厲兌/栄水穴=内庭/兪木穴=陥谷/経火穴=解渓/合土穴=足三里
下合穴胃=足三里/大腸=上巨虚/小腸=下巨虚
経上の募穴天枢(大腸の募穴)
代表穴足三里(四総穴・超万能穴)・天枢(腸の王様)・頬車・地倉(顔面神経麻痺)

足の陽明胃経 経穴一覧表(全45穴)

足の陽明胃経の全45穴を流注順にまとめた一覧表です。顔面部の承泣(ST1)から始まり、頸部・胸部・腹部を下り、下肢前面を通って足の第2指の厲兌(ST45)で終わります。要穴(原穴・郄穴・絡穴・五行穴・下合穴・募穴)は国試頻出なので、位置とセットで覚えましょう。詳しい取穴方法と主治は、この後の部位別セクションで解説します。

番号経穴名読み方部位要穴・特徴
ST1承泣しょうきゅう顔面部—
ST2四白しはく顔面部—
ST3巨髎こりょう顔面部—
ST4地倉ちそう顔面部—
ST5大迎だいげい顔面部—
ST6頬車きょうしゃ顔面部—
ST7下関げかん顔面部—
ST8頭維ずい顔面部(額角)—
ST9人迎じんげい頸部—
ST10水突すいとつ頸部—
ST11気舎きしゃ頸部—
ST12欠盆けつぼん頸部(鎖骨上窩)—
ST13気戸きこ胸部—
ST14庫房こぼう胸部—
ST15屋翳おくえい胸部—
ST16膺窓ようそう胸部—
ST17乳中にゅうちゅう胸部(乳頭中央)取穴・測定の基準点(ランドマーク)
ST18乳根にゅうこん胸部—
ST19不容ふよう上腹部—
ST20承満しょうまん上腹部—
ST21梁門りょうもん上腹部—
ST22関門かんもん上腹部—
ST23太乙たいいつ上腹部—
ST24滑肉門かつにくもん腹部—
ST25天枢てんすう腹部(臍傍2寸)大腸の募穴(“腸の王様”)
ST26外陵がいりょう下腹部—
ST27大巨だいこ下腹部—
ST28水道すいどう下腹部—
ST29帰来きらい下腹部—
ST30気衝きしょう鼠径部—
ST31髀関ひかん大腿前面—
ST32伏兎ふくと大腿前面—
ST33陰市いんし大腿前面—
ST34梁丘りょうきゅう大腿前面郄穴(急性症状対応)
ST35犢鼻とくび膝—
ST36足三里あしさんり下腿前面合土穴・胃の下合穴・四総穴
ST37上巨虚じょうこきょ下腿前面大腸の下合穴
ST38条口じょうこう下腿前面—
ST39下巨虚げこきょ下腿前面小腸の下合穴
ST40豊隆ほうりゅう下腿前面絡穴
ST41解渓かいけい足関節前面経火穴
ST42衝陽しょうよう足背原穴
ST43陥谷かんこく足背兪木穴
ST44内庭ないてい足背栄水穴
ST45厲兌れいだ足指(第2指外側爪角部)井金穴

顔面部の経穴(承泣ST1〜頭維ST8)

足の陽明胃経は顔面部からはじまります。目の下の承泣から額角の頭維まで、顔面部8穴の解説です。いずれも「左右に1ヶ所ずつ」取ります。

押し方のコツはどの穴も共通して「5〜10秒かけて押してゆっくり離すのを数回繰り返す」。承泣・四白は目の下のデリケートな部分なのでやや弱めにやさしく、巨髎・地倉・大迎・頬車・頭維はやや強めに。下関はやや後ろ(耳側)に向けてゆっくり押します。

経穴名読み方部位・取穴方法主なはたらき(主治)ワンポイント
承泣(ST1)しょうきゅう瞳孔の真下で、眼窩下縁のやや下にあるくぼみ(眼窩下孔の位置)。左右に1ヶ所ずつ眼精疲労軽減(目の疲れや重だるさをやわらげる)/涙トラブル改善(涙の出方を整え、目の乾きや涙目をサポート)/目周囲の血流改善(クマやむくみも軽減)「目が疲れた=まずここ」。パソコン・スマホ疲れ、涙の違和感に即効サポート
四白(ST2)しはく瞳孔の真下で、眼窩下縁の下のくぼみ(眼窩下孔の位置)に取る。左右に1ヶ所ずつ目周囲循環改善(目の周りの血流を促し、疲れやクマを軽減)/顔面緊張軽減(眼輪筋や顔面神経の緊張をやわらげ、ピクつきやこわばりをサポート)/頬のむくみ改善「目の下重い=ここ」。クマ・むくみ・疲れ目に即アプローチ
巨髎(ST3)こりょう瞳孔の真下で、眼窩下縁の下方、頬骨の下縁の凹み(眼窩下孔の位置)に取る。左右に1ヶ所ずつ鼻通り改善(鼻づまりをやわらげる)/頬の緊張緩和(頬のこわばりや違和感をやわらげる)/副鼻腔サポート(副鼻腔の巡りをサポートし重だるさを軽減)「頬・鼻つまる=ここ」。鼻がつまる・頬が重い・圧迫感がある時に
地倉(ST4)ちそう口角の外側で、口角の延長線上にあるくぼみ。左右に1ヶ所ずつ口角調整(口角の動きをサポートし自然な口元へ)/表情筋サポート(表情筋の緊張をやわらげる)/顔面神経ケア(顔面神経の働きを整え、麻痺やしびれの改善をサポート)「口元ゆがむ=ここ」。口角の左右差・動きにくさ・ゆがみが気になるなら
大迎(ST5)だいげい口を閉じた状態で、下顎角の前方、咬筋の隆起部(咬むとふくらむ所)に取る。左右に1ヶ所ずつ顎緊張軽減(咬筋の緊張をやわらげ顎の重だるさをスッキリ)/食いしばり改善(無意識の食いしばりをゆるめ、歯ぎしり・顎の疲れをケア)/咬筋リリース(エラ張り・フェイスラインをサポート)「食いしばり=ここ」。顎が疲れる・エラが張る・歯ぎしりする時に
頬車(ST6)きょうしゃ口を軽く閉じた状態で、咬筋(噛むと盛り上がる筋肉)の中央部に取る。左右に1ヶ所ずつ咬筋緊張緩和(硬くなった咬筋をゆるめ、噛みしめや食いしばりを軽減)/顎疲労軽減(噛み続け・食いしばりによる顎の疲労感をやわらげる)/フェイスライン調整(スッキリとした輪郭へサポート)「噛みしめ強い=ここ」。奥歯を軽く噛みしめると位置がとりやすい
下関(ST7)げかん口を軽く閉じた状態で、耳の前、下顎骨のくぼみ(顎関節の前方)に取る。左右に1ヶ所ずつ顎関節調整(顎関節の動きを整え、違和感や痛みをやわらげる)/耳周囲緊張緩和(耳の前の緊張をゆるめ、こわばりや圧迫感を軽減)/開口サポート(口の開けづらさをケア)「顎カクカク=ここ」。顎を動かすとカクカクする・口が開けづらい時に
頭維(ST8)ずいおでこの生え際、額角(眉尻の延長線上)にあるくぼみ。左右に1ヶ所ずつ頭痛軽減(前頭部の緊張をゆるめ、ズキズキ・ズーンとする頭痛を軽減)/目疲労改善(目の周りの血流を促し、疲れ目・かすみ目をスッキリ)/頭重感改善(頭の重だるさを軽減)「前頭部ズーン=ここ」。前頭部が重い・ズーンとする時に
頬車(ST6)の位置。口を軽く閉じた状態で、咬筋(噛むと盛り上がる筋肉)の中央部に取る
頬車(ST6)の位置。口を軽く閉じた状態で、咬筋(噛むと盛り上がる筋肉)の中央部に取る

頸部の経穴(人迎ST9〜欠盆ST12)

頸部は4穴です。喉ぼとけの高さの人迎から鎖骨上窩の欠盆まで、胸鎖乳突筋の前縁に沿って下りていきます。

押し方は共通して5〜10秒かけて押し、ゆっくり離すのを数回繰り返します。人迎・水突はやや後ろ(耳側)に向けて、呼吸をしながら痛気持ちいい強さで。気舎・欠盆は深呼吸しながら行うと効果的です。

経穴名読み方部位・取穴方法主なはたらき(主治)ワンポイント
人迎(ST9)じんげい胸鎖乳突筋の前縁で、喉ぼとけ(甲状軟骨)の外側のくぼみ。左右に1ヶ所ずつ首緊張緩和(首・肩のこわばり、重だるさやこりを軽減)/血流調整(首周りの血流を促し、のぼせ・ほてりや冷えをケア)/自律神経サポート(交感神経の興奮をやわらげ、リラックスへ導く)「首パンパン=ここ」。首が張ってつらいとき、のぼせや息苦しさを感じるときに
水突(ST10)すいとつ喉ぼとけの外側のくぼみで、胸鎖乳突筋の前縁の内側にあるくぼみ。左右に1ヶ所ずつ喉緊張緩和(喉まわりの緊張をゆるめ、つかえ感や違和感を軽減)/呼吸サポート(呼吸をスムーズにし息苦しさをやわらげる)/首循環改善(首まわりの血流を促し、詰まり感や重だるさを軽減)「喉つまる感じ=ここ」。喉がつまる・違和感がある、声が出しづらい・かすれる時に
気舎(ST11)きしゃ鎖骨の内側端のすぐ上で、胸鎖乳突筋の前縁にあるくぼみの部分に取る(鎖骨上窩付近)。左右に1ヶ所ずつ首緊張緩和(首まわりの緊張をゆるめ、つっぱり感や重だるさを軽減)/呼吸サポート(浅い呼吸や息苦しさをやわらげる)/胸部循環改善(胸まわりの血流を促す)「首から胸つまる=ここ」。首や胸のつっぱり・息苦しさを感じるときに
欠盆(ST12)けつぼん鎖骨の外側端のすぐ上で、鎖骨上窩(さじょうか)のくぼみの部分に取る。左右に1ヶ所ずつ肩首緊張緩和(肩や首の緊張をゆるめ、つらいコリや重だるさを軽減)/リンパ循環改善(リンパの流れを促し、むくみや老廃物の排出をサポート)/呼吸サポート(息苦しさや浅い呼吸をやわらげる)「鎖骨パンパン=ここ」。鎖骨まわりが張っている時、むくみが気になる時に
人迎(ST9)の位置。喉ぼとけの横、胸鎖乳突筋の前縁にあるくぼみ
人迎(ST9)の位置。喉ぼとけの横、胸鎖乳突筋の前縁にあるくぼみ

胸部の経穴・上段(気戸ST13〜屋翳ST15)

鎖骨の下から第1肋間・第2肋間・第3肋間へと、肋間を一つずつ下りながら並ぶ3穴です。いずれも呼吸をラクにする「胸部・呼吸ライン」の調整穴です。

3穴とも押し方は共通で、やや強めに5〜10秒かけて押してゆっくり離すのを数回繰り返し、深呼吸しながら行うと効果的です。セルフケアには深呼吸でのリラックス、胸・肩(背中)のストレッチ、温めて血流アップ、十分な睡眠が挙げられています。

経穴名読み方部位・取穴方法主なはたらき(主治)ワンポイント
気戸(ST13)きこ鎖骨の外側端のすぐ下で、第1肋間のくぼみにある部分に取る。左右に1ヶ所ずつ胸部緊張緩和(胸まわりの緊張をゆるめ、圧迫感や重だるさを軽減)/呼吸改善(呼吸を深くスムーズにし、息苦しさや浅い呼吸をサポート)/気の巡り改善(気の流れを整え、全身のバランスをサポート)「胸苦しい=ここ」。胸が苦しい・呼吸が浅いと感じる時に
庫房(ST14)こぼう鎖骨の外側端のすぐ下で、第2肋間のくぼみにある部分に取る。左右に1ヶ所ずつ胸部循環改善(胸まわりの血流を促し、重だるさや張りを軽減)/呼吸サポート(呼吸をスムーズにし、息苦しさや違和感をやわらげる)/胸郭緊張緩和(胸郭の緊張をゆるめ、動きをスムーズにする)「胸が張る=ここ」。胸が張る・息がしづらいと感じる時に
屋翳(ST15)おくえい鎖骨の外側端のすぐ下で、第3肋間のくぼみにある部分に取る。左右に1ヶ所ずつ肋間緊張緩和(肋間のこわばりをゆるめ、胸の圧迫感や違和感を軽減)/胸の動き改善(胸郭の動きをスムーズにし、深い呼吸をしやすくする)/呼吸補助(効率よく酸素を取り込む)「胸が広がらない=ここ」。胸が広がらない・息が浅いと感じる時に
屋翳(ST15)の位置。鎖骨の外側端のすぐ下、第3肋間のくぼみ
屋翳(ST15)の位置。鎖骨の外側端のすぐ下、第3肋間のくぼみ

胸部の経穴・下段(膺窓ST16〜乳根ST18)

胸部では、鎖骨の下から乳頭ラインに沿って膺窓(ST16)・乳中(ST17)・乳根(ST18)が並びます。膺窓は胸部ラインの重要穴で胸の重だるさ・呼吸の浅さ・胸郭循環をサポート、乳根は乳房下ラインに作用して胸の張り・乳房周囲の違和感・胸循環をサポートします。乳中は「取穴の超重要ランドマーク」で、すべての測定・取穴の基準になるポイントです。

経穴名読み方部位・取穴方法主なはたらきワンポイントこんな時におすすめ
膺窓(ST16)ようそう鎖骨の外側端のすぐ下で、第3肋間のくぼみにある部分に取る。左右に1ヶ所ずつ胸部緊張緩和(胸まわりの緊張をゆるめ、重だるさや圧迫感を軽減)/呼吸改善(呼吸を深くスムーズにし、浅い呼吸を改善)/胸の巡り改善(胸部の血流や気の流れを整える)「胸が重い=ここ」胸が重くてスッキリしない時や呼吸が浅い時はまずこの穴をケア胸が重だるくてスッキリしない時・呼吸が浅くて苦しい時・胸が圧迫される感じがする時・疲れやすくてだるい時・気分がスッキリしない時
乳中(ST17)にゅうちゅう乳頭の中央部に取る。取穴や経穴の測定時に非常に重要な基準点。左右に1ヶ所ずつ位置確認基準(すべての取穴の基準点として重要な役割)/経穴測定サポート(他の経穴を正しく取るための基準として使用)「ここは基準点!」すべての測定や取穴のスタート地点。正確な施術のために必ず確認経穴の位置を正確に取りたい時・他の経穴を測定するとき・取穴の精度を上げたい時・施術の基準点を確認したい時
乳根(ST18)にゅうこん乳頭の真下、第5肋間のくぼみにある部分に取る。左右に1ヶ所ずつ胸部循環改善(胸まわりの血流やリンパの流れを促す)/張り感軽減(胸の張りや違和感をやわらげる)/呼吸補助(呼吸を深くスムーズにし、息苦しさをサポート)「胸下つらい=ここ」胸の下の張りや重だるさを感じる時はまずこの穴をケア胸の張りや重だるさがある時・乳房周囲の違和感がある時・呼吸が浅くてスッキリしない時・ストレスで胸が苦しくなる時・気分をスッキリさせたい時
乳中(ST17)は乳頭の中央部。胃経の位置基準ポイントで、すべての取穴・測定のランドマークになる
乳中(ST17)は乳頭の中央部。胃経の位置基準ポイントで、すべての取穴・測定のランドマークになる

上腹部の経穴(不容・承満・梁門・太乙)

上腹部には、胃の入口から胃の働き・メンタルまでをカバーする経穴が並びます。不容は「胃の入口サポート」、承満は「胃循環の中継点」、梁門は「胃機能サポート穴」、太乙は「胃+精神ライン」で胃とメンタルの両方に関与します。梁門・太乙は、お腹の真ん中(正中線)から左右2寸外側のラインに取ります。なお梁門と太乙の間にあたる関門(ST22)は、次のセクションで解説します。

経穴名読み方部位・取穴方法主なはたらきワンポイントこんな時におすすめ
不容(ST19)ふよう乳頭の真下、第6肋間のくぼみにある部分に取る。左右に1ヶ所ずつ胃部緊張緩和(胃まわりの緊張をゆるめ、つかえや重だるさを軽減)/消化改善(胃の働きをサポートし消化をスムーズに)/胃もたれ軽減(胃の不快感やもたれをやわらげる)「胃がつかえる=ここ」胃がつかえて重い・食後にもたれる時はまずこの穴をケア胃がつかえて苦しい時・食後にもたれる時・お腹が張って苦しい時・食欲がない/食べたくない時・ストレスで胃が重い時
承満(ST20)しょうまん乳頭の真下、第8肋間のくぼみにある部分に取る。左右に1ヶ所ずつ胃の張り改善(胃の緊張をゆるめ、膨満感や張りをやわらげる)/消化サポート(胃の働きを助け消化をスムーズに)/腹部循環改善(胃まわりの血流を促し内臓環境を整える)「食後パンパン=ここ」食後にお腹が張って苦しい時や胃が重い時はまずこの穴をケア食後にお腹がパンパンの時・胃が重だるくてスッキリしない時・ゲップやガスが多い時・胃の張りで苦しい時・食欲がなくて食べたくない時
梁門(ST21)りょうもんお腹の真ん中(正中線)から左右に2寸外側、乳頭の真下(第4肋間)の高さに取る(図の目盛りではへそ上4寸の高さ)。左右に1ヶ所ずつ胃の働き改善(胃の働きを整え、消化機能を高めてスムーズに)/消化促進(消化を助け、食べ物の吸収をスムーズにサポート)/胃部緊張緩和(胃の緊張をやわらげ、重だるさや不快感を軽減)「胃が動かない=ここ」胃の動きが悪くて重だるい時や食欲がない時はまずこの穴をケア胃が重だるくてスッキリしない時・食欲がなくて食事が入らない時・胃もたれや胃の不快感がある時・消化が悪くて疲れやすい時・食べ過ぎて胃がつらい時
太乙(ST23)たいいつお腹の真ん中(正中線)から左右に2寸外側、乳頭の真下(第2肋間)の高さに取る(図の目盛りではへそ上2寸の高さ)。左右に1ヶ所ずつ胃部緊張緩和(胃のこわばりをゆるめ、痛みや重だるさを軽減)/ストレス胃改善(ストレスや緊張による胃の不調をやさしくケア)/自律神経サポート(心と体のバランスを整え、リラックスへ導く)「ストレス胃=ここ」緊張や不安で胃がキリキリする時はここをケア緊張で胃が痛い時・不安や心配で胃が重い時・ストレスで胃がキリキリする時・緊張性の胃もたれがある時・気分が落ち込み胃が不調な時
梁門(ST21)の取り方。お腹の真ん中(正中線)から左右2寸外側のラインに取る
梁門(ST21)の取り方。お腹の真ん中(正中線)から左右2寸外側のラインに取る

関門(ST22)— 上腹部の経穴

上腹部の経穴「関門(ST22)」は、梁門と太乙の間にあたる経穴です。スライドでは他と異なる別シリーズのデザイン(48枚目)で解説されており、みぞおち(胸骨下端)から指4本分下がったところで、おへその高さの外側にあるとされています。

経穴名読み方部位・取穴方法主なはたらき(期待できる効果)
関門(ST22)かんもん(Guānmén)みぞおち(胸骨下端)から指4本分下がったところで、おへその高さの外側にある胃の働きを整える(消化不良や胃もたれ、食欲不振の改善をサポート)/胸やけ・胃痛の緩和(胸やけや胃の痛み・不快感をやわらげる)/吐き気・嘔吐の緩和(乗り物酔いやつわりなどの吐き気をやわらげる)/全身の元気をサポート(胃の気を整え体力や気力の回復に役立つ)
関門(ST22)— みぞおちから指4本分下、おへその高さの外側
関門(ST22)— みぞおちから指4本分下、おへその高さの外側

滑肉門と天枢——“腸の王様”ライン

腹直筋ライン上の滑肉門(ST24)は腹部循環・張り感のサポート穴。その下の天枢(ST25)は大腸の募穴で、スライドでは“腸の王様”と紹介される腸トラブルの超重要穴です。便秘にも下痢にも対応できる万能穴として、腸トラブルのときはまずこの穴をケアします。

経穴名読み方部位・取穴方法主なはたらきワンポイントこんな時におすすめ
滑肉門(ST24)かつにくもんお腹の真ん中(正中線)から左右に2寸外側、乳頭の真下(第1肋間)と天枢(へその高さ)の中間に取る。左右に1ヶ所ずつ腹部緊張緩和(お腹の緊張をゆるめ、張りや重だるさを軽減)/ガス改善(ガスの溜まりやお腹の張りをやわらげる)/腸循環改善(腸の動きを促しスムーズな巡りへ)「お腹パンパン=ここ」食後の張りやガスで苦しい時はまずこの穴をケアお腹がパンパンで苦しい時・食後にお腹が張る時・ガスが溜まってお腹が重い時・便秘やお通じがスッキリしない時・腸の動きが悪く重だるい時
天枢(ST25)てんすうおへその左右2寸外側、同じ高さに左右1ヶ所ずつ取る大腸の募穴・“腸の王様”。便通改善(便秘・下痢の症状をやわらげ、スムーズな排便をサポート)/腸機能調整(大腸の働きを整え、腸のリズムを正常化)/腹部循環改善(お腹まわりの血流やリンパの流れを促進)/ガス改善(お腹の張りやガス溜まりをやわらげる)「便秘・下痢=まずここ」便秘にも下痢にも対応できる万能穴。腸トラブルのときはまずこの穴をケア便秘でスッキリしない時・下痢でお腹がゆるい時・お腹がパンパンに張って苦しい時・ガスが溜まってお腹が重い時・腸の調子が悪く体調がすぐれない時
天枢(ST25)はおへその左右2寸外側・同じ高さ。大腸の募穴で腸トラブルの超重要穴
天枢(ST25)はおへその左右2寸外側・同じ高さ。大腸の募穴で腸トラブルの超重要穴

下腹部の経穴(外陵・大巨・水道・帰来)

天枢から下は、おへその左右2寸外側のライン上を外陵→大巨→水道→帰来と下っていきます。外陵は下腹部循環、大巨は腸機能・便通、水道は“水の流れ”(むくみ・水分代謝)、帰来は“下腹部を温める穴”(冷え・婦人科サポート)と、それぞれ役割が変わります。

経穴名読み方部位・取穴方法主なはたらきワンポイントこんな時におすすめ
外陵(ST26)がいりょうおへその左右2寸外側、同じ高さ(おへそレベル)に取る(図の目盛りでは点はへそ下1寸の高さ)。左右に1ヶ所ずつ腹部緊張緩和(下腹部の緊張をゆるめ、痛みや張り感を軽減)/腸循環改善(腸の動きを促しスムーズな巡りをサポート)/張り感軽減(お腹の張りや膨満感をやわらげる)「下腹パンパン=ここ」お腹が張って苦しい時はまずこの穴をケア。腸の巡りを整えてスッキリ快適に下腹部が張って苦しい時・お腹が重だるくてスッキリしない時・ガスが溜まってお腹が苦しい時・腸の動きが悪くお通じが不調な時・冷えや腹痛でお腹が痛い時
大巨(ST27)だいこおへその左右2寸外側に取る(高さの目安: 縦の高さ=2寸。図の目盛りでは点はへそ下2寸の高さ)。左右に1ヶ所ずつ便通改善(腸の動きを促し便秘をスムーズにサポート)/腸の動き改善(腸のぜん動運動を高め、自然なお通じをサポート)/ガス軽減(ガスの溜まりやお腹の張りをやわらげる)「便秘ぎみ=ここ」お通じがスッキリしない時や、お腹が重だるい時におすすめのツボ便秘で出にくい時・ガスが溜まってお腹が張る時・下腹部が重だるい時・お腹がゴロゴロして落ち着かない時・冷えて腸の動きが悪い時
水道(ST28)すいどうおへその左右2寸外側の高さから下へ3寸のところに取る(高さの目安: 縦の高さ=3寸)。左右に1ヶ所ずつ水分循環改善(体内の余分な水分の流れを整え、すっきり巡らせる)/むくみ軽減(水の滞りを解消し、むくみやだるさをやわらげる)/下腹部循環改善(下腹部の血流や水分の流れを促し、冷えや重だるさを軽減)「むくみ・水滞=ここ」顔や足のむくみ、トイレが近い時、冷えが気になる時におすすめのツボ顔や目のむくみが気になる時・足のむくみやだるさが気になる時・冷えや体のだるさがある時・トイレが近い時や尿の出が悪い時・下腹部が冷える時や重だるい時
帰来(ST29)きらいおへその左右2寸外側、同じ高さ(おへそレベル)から下へ4寸のところに取る。左右に1ヶ所ずつ骨盤循環改善(骨盤内の血流を促し巡りを整える)/冷え軽減(下腹部の冷えを和らげ温める)/下腹部緊張緩和(下腹部の張りや違和感をやさしく緩和)「下腹冷える=ここ」下腹部の冷えや月経トラブルが気になる時におすすめのツボ下腹部の冷えが気になる時・月経痛や生理不順の時・下腹部の張りや違和感がある時・季節の変わり目に冷えやすい時・骨盤内の重だるさを感じる時
水道(ST28)はおへその左右2寸外側の高さから下へ3寸。“水の巡り”を整えるむくみ・水分代謝サポート穴
水道(ST28)はおへその左右2寸外側の高さから下へ3寸。“水の巡り”を整えるむくみ・水分代謝サポート穴

鼠径部から大腿前面へ(気衝・髀関・伏兎)

腹部ラインの終点・気衝(ST30)は“下半身循環の入口”。そこから脚に入り、髀関(ST31)が“脚スタートの重要穴”、伏兎(ST32)が大腿四頭筋ラインの“脚前面の重要ライン”として続きます。伏兎の取穴には骨度法(おへその真下から膝のお皿の上縁までを18等分)が登場します。

経穴名読み方部位・取穴方法主なはたらきワンポイントこんな時におすすめ
気衝(ST30)きしょうおへその左右2寸外側、同じ高さ(おへそレベル)から下へ5寸のところに取る。左右に1ヶ所ずつ下肢循環改善(下半身の血流を促し、足の冷えやだるさを改善)/冷え軽減(血行を促進し、冷えを和らげ温かい下半身へ導く)/骨盤循環サポート(骨盤まわりの巡りを整える)「下半身冷え=ここ」足の冷えや重だるさが気になる時におすすめのツボ足先が冷たい時・足のだるさや重さを感じる時・冷えてお腹や腰が重い時・骨盤まわりの巡りを整えたい時・長時間の立ち仕事で足がむくむ時
髀関(ST31)ひかんおへその下側、鼠径部の中央ライン上で、股関節の付け根の少し下のところに取る。左右に1ヶ所ずつ股関節可動改善(股関節まわりの筋肉をゆるめ、スムーズな動きをサポート)/脚循環改善(脚の血流やリンパの流れを促し、冷えやむくみをケア)/筋緊張緩和(太もも前面の緊張をやわらげ、重だるさを軽減)「脚の付け根=ここ」脚のスタートラインをゆるめて、軽やかに一歩を踏み出そう股関節が重だるい時・脚が動きづらい時・足が冷えてこわばる時・運動後の張りがある時・長時間の立ち仕事や歩き疲れた時
伏兎(ST32)ふくとおへその真下から膝のお皿の上縁までを18等分し、膝のお皿の上縁から上に6寸のところに取る。左右に1ヶ所ずつ脚循環改善(脚全体の血流を促し、冷えやだるさを改善)/筋緊張緩和(大腿前面の筋肉の緊張をやわらげ、張りやこわばりを軽減)/歩行サポート(脚の動きをスムーズにし、軽やかな歩行をサポート)「太もも重い=ここ」太ももの張りやだるさが気になる時におすすめのツボ脚がだるくて重い時・太ももの張りやこわばりがある時・長時間の立ち仕事や歩き疲れた時・階段の上り下りがつらい時・スポーツ後の筋肉疲労が気になる時
伏兎(ST32)の骨度法。おへその真下〜膝のお皿の上縁を18等分し、お皿の上縁から上に6寸に取る
伏兎(ST32)の骨度法。おへその真下〜膝のお皿の上縁を18等分し、お皿の上縁から上に6寸に取る

大腿前面の経穴(陰市・梁丘)

大腿前面の経穴は、おへその真下から膝のお皿(膝蓋骨)の上縁までを18等分する骨度(18寸)を基準に取穴します。膝のお皿の上縁が0寸、おへそレベルが18寸です。いずれも左右に1ヶ所ずつあります。

経穴名読み方部位・取穴方法要穴・特徴主なはたらき
陰市(ST33)いんしおへその真下から膝のお皿の上縁までを18等分し、膝のお皿の上縁から上に3寸のところ。大腿前面中央ライン。左右1ヶ所ずつ脚の冷え・循環サポート穴。“脚循環の中継点”。脚の冷え・筋肉疲労に血流改善(脚全体の血流を促し冷えやだるさを改善)/冷え軽減(血行を促進し脚を内側から温める)/脚疲労軽減(筋肉の緊張をやわらげだるさや疲労を軽くする)
梁丘(ST34)りょうきゅうおへその真下から膝のお皿の上縁までを18等分し、膝のお皿の上縁から上に2寸のところ。左右1ヶ所ずつ胃経の郄穴(急性症状対応)。急性胃痛・膝サポート穴。“急性胃経ポイント”。胃痛・膝痛・大腿前面の緊張に胃痛軽減(急性の胃痛や胃のつかえ感をやわらげる)/膝周囲循環改善(膝の血流を促し痛みやこわばりの改善をサポート)/筋緊張緩和(大腿前面の緊張をほぐす)
梁丘(ST34)の取り方 — おへそ〜膝蓋骨上縁18寸の骨度で、上縁から上に2寸
梁丘(ST34)の取り方 — おへそ〜膝蓋骨上縁18寸の骨度で、上縁から上に2寸

膝・下腿前面の経穴(犢鼻・足三里・上巨虚・条口・下巨虚・豊隆)

膝から下腿前面の経穴は、膝のお皿の上縁を0寸とした寸法で取穴します。上巨虚・条口・下巨虚・豊隆は、すねの外側で前脛骨筋と長趾伸筋の間(上巨虚は前脛骨筋の外側のくぼみ)に取ります。いずれも左右に1ヶ所ずつです。

経穴名読み方部位・取穴方法要穴・特徴主なはたらき
犢鼻(ST35)とくび膝のお皿の上縁から下に5分のところ、膝蓋骨外側のくぼみ。左右1ヶ所ずつ膝関節トラブルの重要穴。“膝の王道穴”。膝痛・腫れ・可動域制限に膝痛改善(炎症や痛みをやわらげ膝の不快感を軽減)/可動域改善(膝関節の動きをスムーズにし曲げ伸ばしを楽に)/膝循環改善(膝周囲の血流を促進し腫れや重だるさを改善)
足三里(ST36)あしさんりおへその真下から膝のお皿の上縁までを18等分し、膝のお皿の上縁から下に16寸のところに取ると記載(すねの外側にある)。左右1ヶ所ずつ合土穴・胃の下合穴(土の気を補い胃腸を元気に)。四総穴(腹部のあらゆる症状に対応)。“東洋医学の超万能穴”。胃腸・免疫・疲労回復に胃腸機能改善(胃もたれ・胃痛・消化不良・便秘・下痢などに)/体力回復(元気・食欲を高める)/免疫サポート/疲労軽減/全身循環改善(冷えやむくみにも効果的)
上巨虚(ST37)じょうこきょ膝のお皿の上縁から6寸のところ、すねの外側で前脛骨筋の外側のくぼみに取る。左右1ヶ所ずつ大腸の下合穴(大腸の気を整える重要なツボ)。“腸ケアの重要穴”。便秘・下痢・お腹の張りに腸機能改善(大腸の気を整え消化・吸収をサポート)/便通調整(便秘・下痢どちらの症状にも効果的)/腹部循環改善(お腹まわりの血流を促し張りや不快感を軽減)
条口(ST38)じょうこう膝のお皿の上縁から8寸のところ、すねの外側で前脛骨筋と長趾伸筋の間に取る。左右1ヶ所ずつ肩・脚ライン連動サポート穴。肩との関連が深く、肩の可動域制限に。“肩と脚をつなぐ穴”肩可動改善(肩周りの筋肉をゆるめ可動域を広げる)/脚循環改善(脚の血流を促進し冷えやむくみを軽減)/筋緊張緩和(前脛の緊張をやわらげだるさや張りを軽減)
下巨虚(ST39)げこきょ膝のお皿の上縁から9寸のところ、すねの外側で前脛骨筋と長趾伸筋の間に取る。左右1ヶ所ずつ小腸の下合穴(小腸の気を整える重要ツボ)。“小腸ケア穴”。下腹部不調・吸収機能サポートに消化吸収改善(小腸の働きを高め栄養の吸収をサポート)/下腹部循環改善(下腹部の血流を促し張りや冷えを改善)/腸機能調整(腸の働きを整え不調をやわらげる)
豊隆(ST40)ほうりゅうすねの外側で前脛骨筋と長趾伸筋の間に取る。寸法はスライドにより「膝のお皿の上縁から16寸」と「膝のお皿の上縁から8寸(指幅で約12cm)下」の2通りの記載あり。左右1ヶ所ずつ絡穴(経絡の気血の流れを調整する重要穴)。痰湿・むくみ改善の超重要穴。“痰をさばく王様穴”。痰湿・むくみ・めまい・重だるさにむくみ軽減(体内の余分な水分を排出)/痰湿改善(痰や湿を取り除き体を軽くする)/めまい軽減(頭がフワフワするめまいに効果的)/循環改善(気血の巡りを促進し全身の流れをスムーズに)
足三里(ST36)— 胃経最強クラスの万能穴。すねの外側に取る
足三里(ST36)— 胃経最強クラスの万能穴。すねの外側に取る

足背・足指の経穴(解渓・衝陽・陥谷・内庭・厲兌)

足の甲から足指にかけての経穴です。胃経の五要穴が並ぶ区間で、いずれも左右に1ヶ所ずつあります。

経穴名読み方部位・取穴方法要穴・特徴主なはたらき
解渓(ST41)かいけい足の甲側で、足首関節(くるぶし)の前方のくぼみに取る。長母趾伸筋と長趾伸筋の腱の間のくぼみ。左右1ヶ所ずつ経火穴(熱を調整する特別なツボ)。足首・熱調整サポート穴。“胃経の熱調整穴”。足首の痛み・ねんざ・熱症状・むくみに足首可動改善(足首の動きをスムーズにし痛みを軽減)/熱症状軽減(のぼせ・ほてり・口の渇きなどをやわらげる)/循環改善(足首まわりの血流を改善しむくみをすっきり)
衝陽(ST42)しょうよう足の甲側で、第2・第3中足骨の間を足首方向に押していき、動脈(足背動脈)の拍動が感じられるくぼみに取る。左右1ヶ所ずつ胃の原穴(胃経のエネルギーを補う根本の穴)。足背動脈部の重要穴。“胃経エネルギー補給穴”。胃腸虚弱・冷えに胃腸機能改善(胃の働きを整え消化吸収をサポート)/全身循環改善(血流を促進し全身の巡りを良くする)/冷え軽減(体の冷えを改善し温めるサポート)/気力サポート(エネルギーを補い元気と活力を高める)
陥谷(ST43)かんこく足の甲側で、第2・第3中足骨の間を足首方向に押していき、ややくぼみを感じる所。動脈(足背動脈)の拍動が感じられる所。左右1ヶ所ずつ兪木穴(気血の流れを調整する働き)。足のむくみ・熱調整穴。“足の熱抜き穴”。足の腫れ・熱感・むくみ・だるさにむくみ軽減(余分な水分を排出しむくみをスッキリ改善)/熱症状軽減(のぼせ・ほてり・赤みなどの熱症状をやわらげる)/足循環改善(血流を促進し足のだるさ・冷えを改善)
内庭(ST44)ないてい足の甲側で、第2・第3趾の間を足首方向に押していき、ややくぼみを感じる所(やや足首寄りのくぼみ)。動脈の拍動が感じられる所。左右1ヶ所ずつ栄水穴(胃経の栄水穴。熱を冷ます働き)。胃熱・口臭改善の重要穴。“胃火を冷ます穴”。胃熱・歯痛・口臭・顔面熱症状に胃熱軽減(胃にこもった熱を冷まし不快な熱症状を和らげる)/口臭改善(胃熱による口臭をスッキリ改善)/歯痛軽減(胃熱や炎症による歯の痛みをやわらげる)/熱症状調整(顔のほてり・赤み・のぼせなどを整える)
厲兌(ST45)れいだ足の第2指(人差し指)の外側の爪角のすぐ後ろ、爪甲の生え際に取る。左右1ヶ所ずつ井金穴(胃経の井穴。エネルギーの出口)。意識・熱症状サポート穴。“胃経の出口穴”。高熱・意識障害・精神興奮(イライラ・興奮・不眠)に熱症状軽減(体内の余分な熱を外に逃がし高熱やのぼせをやわらげる)/意識クリアサポート(意識混濁・昏迷状態を改善し頭をスッキリ)/精神安定補助(精神の興奮や不安を鎮め心を落ち着かせる)
解渓(ST41)— 足首関節前方、長母趾伸筋と長趾伸筋の腱の間のくぼみ
解渓(ST41)— 足首関節前方、長母趾伸筋と長趾伸筋の腱の間のくぼみ
国試ポイント
① 要穴セットは最頻出:原穴=衝陽(ST42)、郄穴=梁丘(ST34・急性胃痛に対応)、絡穴=豊隆(ST40・痰湿の要穴)。五行穴は井金=厲兌・栄水=内庭・兪木=陥谷・経火=解渓・合土=足三里の順で足先から並ぶ
② 下合穴が3つ集まる経絡:足三里(胃の下合穴・四総穴)・上巨虚(大腸の下合穴)・下巨虚(小腸の下合穴)。すべて下腿前面(前脛骨筋外側ライン)にある
③ 天枢(ST25・臍傍2寸)は胃経上にある「大腸の募穴」。腹部の経穴は正中線から2寸外側のライン上を走ることとあわせて覚える
📖 足の陽明胃経をスライドで学ぶ(国試辞書) 図解スライドでサクッと復習