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足の少陽胆経の経穴一覧(GB1〜GB44)と取穴部位・要穴あしのしょうようたんけい / Gallbladder Meridian of Foot-Shaoyang

足の少陽胆経は全44穴。目尻のやや外側にある瞳子髎(GB1)に始まり、頭の側面をジグザグに巡って肩・胸脇・腰から下肢の外側を下り、足の小指側の足竅陰(GB44)で終わります。このページでは44穴すべての読み方・取穴部位・主な効果を一覧表にまとめ、陽陵泉(合土穴・筋会・胆の下合穴)・懸鍾(髄会=絶骨)・日月(胆の募穴)・京門(腎の募穴)など国試頻出の要穴も整理しました。

足の少陽胆経|足の少陽胆経 1
経絡名足の少陽胆経(あしのしょうようたんけい)
経穴数44穴(GB1 瞳子髎 〜 GB44 足竅陰)
流注の起始瞳子髎(GB1)=目尻のやや外側、骨のくぼみから0.5寸(指1本分)外側
流注の終止足竅陰(GB44)=足の小指の外側、爪の生え際の外側端
井金穴足竅陰(GB44)
築水穴(スライド表記)侠渓(GB43)
兪木穴・八脈交会穴足臨泣(GB41)
原穴(胆の原穴)丘墟(GB40)
経火穴陽輔(GB38)
絡穴光明(GB37)
郄穴外丘(GB36)
陽維脈の郄穴陽交(GB35)
合土穴・八会穴の筋会・胆の下合穴陽陵泉(GB34)
八会穴の髄会懸鍾(GB39)=別名 絶骨
胆の募穴日月(GB24)
腎の募穴京門(GB25)
五会穴のひとつ地五会(GB42)
別名をもつ経穴上関=客主人(GB3)/懸鍾=絶骨(GB39)

足の少陽胆経とは(全44穴の流れ)

足の少陽胆経はGB1 瞳子髎からGB44 足竅陰までの全44穴で構成される経絡です。目尻のやや外側にある瞳子髎を出発点とし、耳のまわり(聴会・上関・曲鬢・率谷・天衝・浮白・頭竅陰・完骨)から頭の側面をジグザグに巡り、前頭部の本神・陽白・頭臨泣・目窓・正営・承霊、後頭部の脳空・風池を通ります。その後は肩井から胸脇部(淵腋・輒筋・日月)、腰・股関節(京門・帯脈・五枢・維道・居髎・環跳)へと下り、下肢の外側(風市・中瀆・膝陽関・陽陵泉・陽交・外丘・光明・陽輔・懸鍾・丘墟)を通って、足の甲の足臨泣・地五会・侠渓を経て、足の小指の外側にある足竅陰で終わります。

瞳子髎(GB1)— 胆経の最初のツボ。目尻のやや外側、骨のくぼみから0.5寸外側
瞳子髎(GB1)— 胆経の最初のツボ。目尻のやや外側、骨のくぼみから0.5寸外側

頭部側面・耳まわりの経穴(瞳子髎GB1〜完骨GB12)

胆経の前半は、目尻から耳のまわりを大きくジグザグに巡ります。頷厭(GB4)・懸顱(GB5)・懸釐(GB6)は「髪の生え際の角の上」を基準に1/4・3/4、1/2、3/4・1/4と分割して取穴するのが特徴で、浮白(GB10)・頭竅陰(GB11)は耳の付け根の後ろの骨の出っ張りから後頭部へのカーブ上を1/3・2/3、2/3・1/3で分割します。分数の割り振りが逆にならないよう注意しましょう。

番号経穴名読み取穴部位主な効果
GB1瞳子髎どうしりょう目尻のやや外側、骨のくぼみから0.5寸(指1本分)外側目の疲れ・かすみ・痛み、頭痛、めまい、耳鳴り・難聴、精神的ストレスの軽減
GB2聴会ちょうえ耳の前のくぼみ、耳珠(じじゅ)の前縁にある小さなくぼみ耳鳴り・難聴の改善、聴力のサポート、頭痛・めまい、ストレスや不安の軽減
GB3上関(別名:客主人)じょうかんこめかみの前方、髪の生え際から指幅1/2本分(約1cm)後ろ頭痛・偏頭痛、目の疲れ・かすみ、耳鳴り・めまい、歯痛・顎の痛み、イライラ・不眠
GB4頷厭がんえん頭の側面、髪の生え際の角の上から前方へ1/4、下方へ3/4のところ頭痛・偏頭痛、めまい・ふらつき、目の疲れ・かすみ、耳鳴り・難聴、鼻づまり・のどの不調
GB5懸顱けんろ頭の側面、髪の生え際の角の上から上方へ1/2、本線の中点(1/2)のところ頭痛・偏頭痛、めまい・ふらつき、目の疲れ・かすみ、耳鳴り・難聴、ストレス・イライラ
GB6懸釐けんり頭の側面、髪の生え際の角の上から上方へ3/4、その下方へ1/4のところ頭痛・偏頭痛、めまい・ふらつき、耳鳴り・難聴、目の疲れ・眼精疲労、ストレス・イライラ
GB7曲鬢きょくびん耳の上端の高さで、髪の生え際の角にあるくぼみ頭痛・偏頭痛、めまい・ふらつき、耳鳴り・難聴、目の疲れ・眼精疲労、ストレス・イライラ
GB8率谷そっこく耳の上端のやや後ろで、頭頂部との間に指1.5本分(約1.5cm)あがったところ頭痛・偏頭痛、めまい・ふらつき、耳鳴り・難聴、目の疲れ・眼精疲労、ストレス・イライラ
GB9天衝てんしょう耳の上端から指2本分(約2cm)上がり、やや後方へ指0.5本分(約0.5cm)ずれたところ頭痛・偏頭痛、めまい・ふらつき、耳鳴り・難聴、目の疲れ・眼精疲労、ストレス・イライラ
GB10浮白ふはく耳の付け根の後ろの骨の出っ張りから後頭部へのカーブ上で、上へ1/3・下へ2/3のところ頭痛・偏頭痛、めまい・ふらつき、耳鳴り・難聴、目の疲れ・眼精疲労、ストレス・イライラ
GB11頭竅陰あたまきょういん同じカーブ上で、上へ2/3・下へ1/3のところ頭痛・偏頭痛、めまい・ふらつき、耳鳴り・難聴、目の疲れ・眼精疲労、ストレス・イライラ
GB12完骨かんこつ首の後ろ側、耳の後ろの骨の出っ張り(乳様突起)の下のくぼみ頭痛・後頭部の痛み、めまい・ふらつき、耳鳴り・難聴、目の疲れ・眼精疲労、首や肩のこり
完骨(GB12)— 乳様突起(耳の後ろの骨の出っ張り)の下のくぼみ
完骨(GB12)— 乳様突起(耳の後ろの骨の出っ張り)の下のくぼみ

前頭部・頭頂部・後頭部の経穴(本神GB13〜風池GB20)

前髪の生え際を基準に取る穴が並びます。本神(GB13)は生え際の中央から後方へ0.5寸頭臨泣(GB15)は生え際中央から左右へ0.5寸目窓(GB16)は左右へ1.5寸正営(GB17)は眉の外端からまっすぐ上に4.5寸承霊(GB18)は同じく4寸と、番号と寸法が逆転している点が要注意です。陽白(GB14)だけは眉の真上・瞳孔の直上で、眉毛の生え際から上へ1寸に取ります。

番号経穴名読み取穴部位主な効果
GB13本神ほんじん前髪の生え際の中央。左右の眉頭を結んだ線の延長線上の頭の前部で、生え際から後方へ0.5寸頭痛・前頭部の痛み、不眠・イライラ、めまい・ふらつき、目の疲れ・眼精疲労、精神的な疲れ
GB14陽白ようはく眉の真上で瞳孔の直上。眉毛の生え際から上へ1寸(指幅1本分)頭痛・片頭痛、目の疲れ・眼精疲労、めまい・ふらつき、鼻づまり・花粉症、不眠・イライラ
GB15頭臨泣あたまりんきゅう前髪の生え際の中央から、左右それぞれ外側へ0.5寸(左右のちょうど中間の位置)頭痛・片頭痛、めまい・ふらつき、目の疲れ・眼精疲労、イライラ・ストレス、不眠、花粉症
GB16目窓もくそう前髪の生え際の中央から、左右それぞれ外側へ1.5寸(左右のちょうど中間の位置)目の疲れ・かすみ目、頭痛・片頭痛、めまい・ふらつき、イライラ・不安感、目の充血・眼精疲労
GB17正営しょうえい眉の外端(目尻の真上)からまっすぐ上に4.5寸(髪の生え際から指幅2本分ほど入った所)頭痛・頭重感、めまい・ふらつき、目の疲れ・充血、耳鳴り・難聴、不眠・イライラ
GB18承霊しょうれい眉の外端(目尻の真上)からまっすぐ上に4寸(髪の生え際から指幅2本分ほど入った所)頭痛・頭重感、めまい・ふらつき、目の疲れ・充血、耳鳴り・難聴、不眠・イライラ
GB19脳空のうくう後頭部の後正中線上で、外後頭隆起の上縁から指幅2本分上頭痛・頭重感、めまい・ふらつき、目の疲れ・充血、耳鳴り・難聴、不眠・イライラ
GB20風池ふうち後頭部の後頭骨のくぼみの外側。うなじの筋肉の外側のくぼみから、指幅2本分外側(左右対称に取る)頭痛・頭重感、めまい・ふらつき、目の疲れ・充血、首・肩のこり、鼻づまり・風邪症状
風池(GB20)— うなじの筋肉の外側のくぼみから指幅2本分外側
風池(GB20)— うなじの筋肉の外側のくぼみから指幅2本分外側

肩・胸脇部の経穴(肩井GB21〜帯脈GB26)

体幹部では肋骨が取穴の目印になります。淵腋(GB22)は脇の下のくぼみからまっすぐ下に4寸、輒筋(GB23)は第4肋間の外側1寸、日月(GB24)は第7肋骨と第8肋骨の間の高さ、京門(GB25)は第12肋骨の遊離端、帯脈(GB26)は第11肋骨の遊離端から指幅2本分下です。日月は「胆の募穴」、京門は「腎の募穴」という組み合わせを必ず押さえましょう。

番号経穴名読み分類取穴部位主な効果
GB21肩井けんせいうつ伏せになり、肩のいちばん高いところ(肩峰)から首のつけ根に向かって、指幅2本分外側のくぼみ肩こり・首こり、重だるさ・張り感、頭痛・めまい、目の疲れ、ストレス・緊張の緩和
GB22淵腋えんえき脇の下のくぼみからまっすぐ下に4寸のところで、ろっ骨(肋骨)の間胸のつかえ・不快感、肋間神経痛、イライラ・ストレス、肝胆の働きのサポート
GB23輒筋ちょうきん乳頭のやや上方、脇(腋窩)の前方、第4肋間(第4肋骨の間)の外側1寸胸のつかえ・息苦しさ、脇の張り・痛み、肩こり・腕の重だるさ、ストレス・イライラ、胆の気の巡り
GB24日月じつげつ胆の募穴鎖骨の外側端の下縁から指幅2本分外側で、第7肋骨と第8肋骨の間の高さ胸のつかえ・息苦しさ、脇の張り・痛み、げっぷ・吐き気、呼吸のしづらさ、気の巡りを整える
GB25京門けいもん腎の募穴第12肋骨の遊離端(先端)と脊柱(背骨)の間のくぼみ腰痛・腰の張り、背中の張り・だるさ、疲労感の軽減、冷えの改善、気の巡りを整える
GB26帯脈たいみゃく第11肋骨の遊離端(先端)から、指幅2本分下腰痛・腰の張り、脇の張り・痛み、疲労感の軽減、冷えの改善、気の巡りを整える
淵腋(GB22)— 脇の下のくぼみからまっすぐ下に4寸、ろっ骨の間
淵腋(GB22)— 脇の下のくぼみからまっすぐ下に4寸、ろっ骨の間

腰・股関節の経穴(五枢GB27〜環跳GB30)

骨盤まわりはおへその高さ・上前腸骨棘・大転子が目印です。とくに環跳(GB30)は「大転子の上縁と上前腸骨棘を結んだ線を3等分し、外側2/3と1/3の境目のくぼみ」という取り方が問われます。居髎(GB29)は大転子の上縁と下縁の中間から後方へ指幅1本分、維道(GB28)は大転子の上縁から指幅0.5本分上です。

番号経穴名読み取穴部位主な効果
GB27五枢ごすうおへその高さで、前正中線から指幅3本分外側。上前腸骨棘の少し上方腰痛・腰の張り、股関節の張り・だるさ、下腹部の不快感、消化機能のサポート、気の巡り
GB28維道いどうおへその高さで、股関節のやや後ろ上方。大転子の上縁から指幅0.5本分上股関節の張り・違和感、腰の重だるさ、下肢の疲労感、気の巡り、胆の気の流れをスムーズに
GB29居髎きょりょう大転子のほぼ中央(上縁と下縁のちょうど中間)から、後方に向かって指幅1本分入ったところ腰痛・腰の張り、股関節の張り・痛み、下肢のだるさ・重だるさ、気の巡り、胆の気の流れ
GB30環跳かんちょう大転子の上縁と上前腸骨棘を結んだ線を3等分し、外側2/3と1/3の境目のくぼみ腰やお尻の張り・だるさ、下肢の重だるさ、坐骨神経まわりの不快感、気の巡り、スポーツ後の疲労回復
環跳(GB30)— 大転子の上縁と上前腸骨棘を結ぶ線の外側2/3と1/3の境目
環跳(GB30)— 大転子の上縁と上前腸骨棘を結ぶ線の外側2/3と1/3の境目

下肢の経穴(風市GB31〜足竅陰GB44)

下腿外側は要穴の宝庫です。外くるぶしの上からの寸法と、腓骨の前縁を目印に取穴します。陽陵泉(GB34)は外くるぶしの上から指幅4本分陽輔(GB38)は図の目盛りで4光明(GB37)は目盛りで5懸鍾(GB39)は外くるぶしの上端から指3本分(約3寸)と、下へ行くほど低い位置になります。足の甲では足臨泣(GB41)・地五会(GB42)・侠渓(GB43)がいずれも第4・第5中足骨の間を基準に並び、足竅陰(GB44)で経絡が終わります。

番号経穴名読み分類取穴部位主な効果
GB31風市ふうし太もも前外側の中央やや外側で、大腿直筋と外側広筋の間(両手の中指をそろえて当てた位置のくぼみ)脚の筋肉のこわばり・張り、脚のだるさ・重だるさ、歩行時の違和感、気の巡り、スポーツ後の疲労回復
GB32中瀆ちゅうとく外くるぶしの上から指幅7本分のところ。脛骨の前縁と腓腹筋の間脚の筋肉のこわばり・張り、脚のだるさ・重だるさ、膝やふくらはぎの違和感、気の巡り、スポーツ後の疲労回復
GB33膝陽関ひざようかん外くるぶしの上から指幅7本分のところ。腓骨の前縁と腓腹筋の間膝の痛み・こわばり、下肢のだるさ・重さ、関節の違和感、気の巡り、スポーツ後の疲労回復
GB34陽陵泉ようりょうせん合土穴・八会穴の筋会・胆の下合穴外くるぶしの上から指幅4本分のところ。腓骨の前縁と腓腹筋の間筋肉や関節のこわばり・痛み、下肢の重だるさ、膝の痛み・腫れ、足首のねんざ・むくみ、気の巡り
GB35陽交ようこう陽維脈の郄穴外くるぶしの上から指幅7本分のところ。腓骨の前縁と腓腹筋の間関節のこわばり・痛み、下肢の重だるさ・違和感、足首の可動域のサポート、気の巡り、疲労回復
GB36外丘がいきゅう郄穴外くるぶしの上から指幅7本分のところ。腓骨の前縁と腓腹筋の間関節のこわばり・痛み、下肢の重だるさ、足首の痛み・腫れ、気の巡り、スポーツ後の疲労回復
GB37光明こうめい絡穴外くるぶしの上から指幅7本分のところ(図の目盛りは5)。腓骨の前縁と腓腹筋の間目の疲れ・かすみ・充血、下肢のだるさ・重だるさ、気の巡り、頭痛・めまい、リラックス・自律神経の調整
GB38陽輔ようほ経火穴外くるぶしの上から指幅7本分のところ(図の目盛りは4)。腓骨の前縁と腓腹筋の間目の疲れ・かすみ、下肢のだるさ・重だるさ、気の巡り、頭痛・めまい、イライラ・ストレス、睡眠の質
GB39懸鍾(別名:絶骨)けんしょう八会穴の髄会外くるぶしの上端から指3本分(約3寸)上にあり、すねの外側の骨(腓骨)の前縁頭痛・めまい・耳鳴り、肩こり・首のこり、臑の痛み・こむら返り、精神の安定・イライラの緩和
GB40丘墟きゅうきょ胆の原穴外くるぶしの前下方のくぼみで、足の甲の外側、臑骨(しょうこつ:第4・5中足骨の間)の後方側頭部痛・目の痛み・めまい、耳鳴り・難聴、胸脇部の張りや苦しさ、イライラ・不安、口苦・のどの違和感
GB41足臨泣あしりんきゅう兪木穴・八脈交会穴足の小指の外側、第4・第5中足骨の間を足の甲側へたどり、指の付け根の後方目の疲れ・かすみ・充血、耳鳴り・難聴・めまい、頭痛・側頭部痛、イライラ・怒りやすさ、不眠・夢が多い
GB42地五会ちごえ五会穴のひとつ足の小指の外側、第4・第5中足骨の間のやや手前で、指の付け根の少し足の甲側目の疲れ・かすみ・充血、耳鳴り・難聴・めまい、頭痛・側頭部痛、イライラ、肩こり・首こり、不眠
GB43侠渓きょうけい築水穴(スライド表記)足の小指の外側、第4・第5中足骨の間のやや後方の、指の付け根の少し足の甲側足の疲れ・目のかすみ・充血、耳鳴り・難聴・めまい、頭痛・側頭部痛、イライラ、のどの痛み・声がれ、口が苦い・胸の張り
GB44足竅陰あしきょういん井金穴足の小指の外側、爪の生え際の外側端目の疲れ・かすみ、耳鳴り・難聴・めまい、頭痛・側頭部の痛み、イライラ・怒りやすさ、のどの痛み・声がれ、口が苦い・胸の張り
陽陵泉(GB34)— 合土穴・八会穴の筋会・胆の下合穴。外くるぶしの上から指幅4本分
陽陵泉(GB34)— 合土穴・八会穴の筋会・胆の下合穴。外くるぶしの上から指幅4本分

足の少陽胆経の要穴まとめ

胆経の要穴は下腿外側から足の甲に集中しています。五輸穴は足竅陰(井金穴)→侠渓→足臨泣(兪木穴)→陽輔(経火穴)→陽陵泉(合土穴)と並び、そこに原穴・絡穴・郄穴・八会穴が加わります。募穴だけは体幹部にあり、胆の募穴=日月(GB24)腎の募穴=京門(GB25)と隣り合っているのが最大のひっかけポイントです。

分類経穴名番号備考
井金穴足竅陰GB44胆経の気が最も浅いところにある出発点
築水穴(スライド表記)侠渓GB43胆経の気が滞りやすい目のトラブル・のどの違和感に
兪木穴・八脈交会穴足臨泣GB41八脈(奇経八脈)の交会穴のひとつ
原穴(胆の原穴)丘墟GB40臓腑の気が最も深く注ぐところ
経火穴陽輔GB38外くるぶしの上、図の目盛りは4
絡穴光明GB37目の疲れ・かすみ・充血に。図の目盛りは5
郄穴外丘GB36急性の関節のこわばり・痛みに
陽維脈の郄穴陽交GB35奇経・陽維脈の郄穴
合土穴・八会穴の筋会・胆の下合穴陽陵泉GB343つの肩書きをもつ最重要穴
八会穴の髄会懸鍾GB39別名は絶骨。「懸」=ぶら下がる、「鍾」=鐘
五会穴のひとつ地五会GB42肝・胆の気が集まるところ
胆の募穴日月GB24第7肋骨と第8肋骨の間の高さ
腎の募穴京門GB25胆経上にあるが腎の募穴
懸鍾(GB39)— 別名「絶骨」。八会穴の髄会で、外くるぶしの上端から指3本分(約3寸)
懸鍾(GB39)— 別名「絶骨」。八会穴の髄会で、外くるぶしの上端から指3本分(約3寸)

ツボの押し方・セルフケアの基本

スライドで共通して示されている刺激方法は次のとおりです。

注意点として、強く押しすぎると痛みを感じることがあるため、心地よい強さで刺激します。淵腋(GB22)は強く押しすぎると痛みや内出血の原因になることがあり、足竅陰(GB44)は爪周辺がデリケートなので爪を立てずにやさしく行います。深呼吸をしながら刺激するとリラックス効果が高まります。※体調に不安がある場合は、無理に刺激せず専門家に相談してください。

足竅陰(GB44)— 胆経の終点。足の小指の外側、爪の生え際の外側端
足竅陰(GB44)— 胆経の終点。足の小指の外側、爪の生え際の外側端
国試ポイント
① 陽陵泉(GB34)は「合土穴・八会穴の筋会・胆の下合穴」の3つを兼ねる最重要穴。懸鍾(GB39・別名 絶骨)は「八会穴の髄会」。下腿外側に並ぶこの2穴の肩書きは超頻出なので必ずセットで覚える。
② 募穴の入れ替わりに注意。胆の募穴は日月(GB24)だが、そのすぐ下の京門(GB25)は胆経上にありながら「腎の募穴」。第7・第8肋骨の間=日月、第12肋骨の遊離端=京門と、肋骨の目印もあわせて押さえる。
③ 要穴は下腿〜足部に集中する。井金穴=足竅陰(GB44)、兪木穴かつ八脈交会穴=足臨泣(GB41)、原穴=丘墟(GB40)、経火穴=陽輔(GB38)、絡穴=光明(GB37)、郄穴=外丘(GB36)、陽維脈の郄穴=陽交(GB35)。番号順に「44井→41兪→38経→34合」と並ぶ流れで整理する。
📖 足の少陽胆経をスライドで学ぶ(国試辞書) 図解スライドでサクッと復習