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篩骨の位置・構造と国試ポイントしこつ

篩骨(しこつ)は蝶形骨の前方・前頭骨の後方に位置し、鼻腔の上部と眼窩の内側壁、頭蓋底の一部を形成する骨です。篩板を嗅神経が通過することや、鶏冠・垂直板・篩骨迷路といった特徴的な構造の名称と位置関係が国試で繰り返し問われます。

篩骨|篩骨 1
読み方しこつ
分類頭蓋骨(脳頭蓋・不対骨)
位置蝶形骨の前方、前頭骨の後方に位置する
関節する骨前頭骨・蝶形骨・鼻骨・涙骨・上顎骨・口蓋骨・下鼻甲介・鋤骨など多数の骨と接する
特徴的な構造篩板(嗅神経が通る小孔)・鶏冠(脳鎌が付着)・垂直板(鼻中隔上部)・篩骨迷路(篩骨洞=副鼻腔)
国試での狙われ方篩骨=鼻腔上部・眼窩内側壁・頭蓋底の一部を形成する骨として、通過する脳神経(嗅神経)や隣接する骨との位置関係を問う設問が頻出

篩骨の位置と全体像

篩骨は蝶形骨の前方、前頭骨の後方に位置する頭蓋骨の一つで、鼻腔の上部と左右の眼窩の内側壁、そして頭蓋底の一部を形成します。周囲の骨との位置関係を正確に押さえることが国試対策の第一歩です。

篩骨は蝶形骨の前方・前頭骨の後方に位置し、鼻腔と眼窩をつくる
篩骨は蝶形骨の前方・前頭骨の後方に位置し、鼻腔と眼窩をつくる

篩板と嗅神経の通過経路

篩骨の上面にある篩板(しばん)は、篩(ふるい)のように多数の小孔が開いた構造で、この小孔を嗅神経(第I脳神経)の線維が鼻腔から頭蓋内へ通過します。脳神経の通過孔として国試で狙われやすいポイントです。

ステップ経路
1鼻腔上部の嗅上皮でにおいを受容
2嗅神経線維が集まる
3篩板の小孔を通って頭蓋内へ
4頭蓋内の嗅球へ到達
5嗅索を介して脳へ伝わる
篩板の小孔を嗅神経線維が通過し、嗅球・嗅索を経て脳へ伝わる
篩板の小孔を嗅神経線維が通過し、嗅球・嗅索を経て脳へ伝わる

鶏冠と垂直板

篩骨中央部には、上方へ突出する鶏冠(けいかん)と、下方へ伸びる板状の垂直板(すいちょくばん)があります。

構造方向関連構造
鶏冠上方へ突出脳鎌が付着する
垂直板下方へ伸びる板状鼻中隔上部を形成する

国試頻出ポイント:垂直板=鼻中隔の一部

鶏冠は脳鎌が付着し、垂直板は鼻中隔上部を形成する
鶏冠は脳鎌が付着し、垂直板は鼻中隔上部を形成する

篩骨迷路と篩骨洞(副鼻腔)

篩骨の左右両側には篩骨迷路(篩骨蜂巣とも呼ばれる)があり、左右1対、多数の小胞(小さな部屋)から構成されています。この小胞の中が空気で満たされたものが篩骨洞で、副鼻腔の一つに数えられます。

篩骨迷路(篩骨蜂巣)の小胞が空気で満たされると篩骨洞(副鼻腔)となる
篩骨迷路(篩骨蜂巣)の小胞が空気で満たされると篩骨洞(副鼻腔)となる

眼窩内側壁の形成

篩骨迷路の外側面は眼窩の内側壁を形成し、鼻腔と眼窩を隔てる薄い壁になっています。篩骨は「鼻腔・眼窩・頭蓋底」の3領域に関与する重要な骨であることを、国試では位置関係とともに理解しておく必要があります。

関与する領域形成する構造
鼻腔鼻腔上部・鼻中隔上部(垂直板)
眼窩眼窩内側壁(篩骨迷路の外側面)
頭蓋底頭蓋底の一部(篩板)
篩骨迷路の外側面が眼窩内側壁を形成し、鼻腔と眼窩を隔てる
篩骨迷路の外側面が眼窩内側壁を形成し、鼻腔と眼窩を隔てる
国試ポイント
① 篩骨は鼻腔の上部・眼窩の内側壁・頭蓋底の一部を形成する
② 篩板には多数の小孔が開き、嗅神経(第I脳神経)が通過する
③ 鶏冠は篩骨中央部で上方へ突出する部分で、脳鎌が付着する
④ 垂直板は下方へ伸びる板状部分で、鼻中隔上部を形成する
⑤ 篩骨迷路(篩骨蜂巣)は左右1対、多数の小胞からなり、その内腔が篩骨洞(副鼻腔の一つ)となる
⑥ 篩骨迷路の外側面が眼窩内側壁を形成し、鼻腔と眼窩を隔てる
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