マックマレーテストは、膝関節の半月板損傷を調べる代表的な徒手検査です。仰臥位で股関節と膝関節を最大屈曲させ、下腿を外反・内旋または内反・外旋させながら膝を伸展していきます。このときクリック音や疼痛が出れば陽性で、とくに半月板後半部の損傷が示唆されます。
| 読み方 | まっくまれーてすと(McMurray test) |
|---|---|
| 分類 | 膝関節の徒手検査(整形外科的テスト) |
| 目的・意義 | 半月板損傷の有無を調べる |
| 検査肢位 | 仰臥位(背臥位) |
| 手技・方法 | 股関節・膝関節を最大屈曲 → 下腿を外反・内旋または内反・外旋させながら膝を伸展 |
| 触知部位 | 外側または内側の関節裂隙を触れながら行う |
| 陽性所見 | クリック音・コリッという音・疼痛の出現 |
| 示唆される病態 | 半月板(とくに後半部)の損傷 |
マックマレーテストは、膝関節の半月板損傷を判定するための徒手検査です。半月板は大腿骨と脛骨の間にあるC字型の線維軟骨で、内側半月板と外側半月板があります。膝の回旋ストレスによって挟み込まれる(インピンジ)ことで、損傷部位から音や痛みが誘発される、という原理を利用します。
患者は仰向け(仰臥位)になります。検者は下腿と足部を保持し、次の順序で操作します。
覚え方は「膝を曲げて、回して、伸ばす」の3ステップです。
| 手順 | 操作 | ポイント |
|---|---|---|
| 肢位 | 仰臥位 | 患者はリラックスさせる |
| ① | 股関節・膝関節を最大屈曲 | 屈曲が不十分だと後半部を評価できない |
| ② | 下腿を外反・内旋 または 内反・外旋 | 2方向を行い内外側を評価 |
| ③ | 回旋を保ったまま膝を伸展 | ゆっくり動かし音・痛みを確認 |
膝を動かしていく過程で、次のような所見が出るかどうかを確認します。
音だけでなく、患者が訴える痛みの部位と程度も重要な情報になります。
検者は外側または内側の関節裂隙を指で触れながら検査を行います。半月板後半部に損傷があると、伸展の途中でクリック音や疼痛が誘発され、陽性と判定されます。
陽性となった側(内側裂隙か外側裂隙か)から、損傷部位の推定にもつながります。
| 判定 | 所見 | 解釈 |
|---|---|---|
| 陽性 | クリック音・疼痛が出現 | 半月板損傷(とくに後半部)を示唆 |
| 陰性 | 音・痛みが出ない | 半月板損傷は否定的(除外はできない) |
| 内側裂隙で陽性 | 内側関節裂隙に一致した痛み | 内側半月板損傷を示唆 |
| 外側裂隙で陽性 | 外側関節裂隙に一致した痛み | 外側半月板損傷を示唆 |
国試では「どの部位の・何の検査か」「肢位」「操作の順序」「陽性所見」が繰り返し問われます。
一発暗記:マックマレーは「膝を曲げて、回して、伸ばす」半月板テスト!