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棘上筋の起始・停止・作用・支配神経きょくじょうきん / Supraspinatus

棘上筋は回旋筋腱板(ローテーターカフ)のひとつで、肩甲骨の上部にある筋肉です。肩の外転を始める最初の動きを担い、腱板の中でも最も障害されやすいため国試でも頻出します。

肩甲骨の上部にある棘上筋を示した図と、回旋筋腱板4筋の一覧
読み方きょくじょうきん
起始肩甲骨の棘上窩
停止上腕骨大結節
作用肩関節の外転(最初の0〜15°を担う)

棘上筋とは

棘上筋は肩甲骨の上部にある回旋筋腱板のひとつです。腱板は棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4つの筋からなり、棘上筋はその中で最も上に位置します。

棘上筋の位置と回旋筋腱板の一覧図
肩甲骨上部の棘上筋と回旋筋腱板4筋

起始と停止

棘上筋は肩甲骨の棘上窩から起こり、上腕骨大結節に停止します。棘上窩→上腕骨大結節という走行を押さえておきましょう。

棘上筋の起始と停止を示した図
棘上窩から上腕骨大結節へ向かう棘上筋

作用(外転の開始)

棘上筋は肩関節の外転にはたらき、特に肩を外側に持ち上げる最初の0〜15°の動きを担います。外転の始まりの主動作筋です。

棘上筋による肩外転開始を示した図
肩関節外転の最初の動き(0〜15°が目安)

肩関節の安定化

棘上筋は上腕骨頭を関節窩へ引きつけ、肩関節を安定させます。腱板の一員として肩の安定に欠かせない筋肉です。

棘上筋が上腕骨頭を関節窩へ引きつける図
上腕骨頭を関節窩へ引きつけて安定させる

国試ポイント(障害と評価)

棘上筋は腱板の中で最も障害されやすく、肩峰の下ではさまれるインピンジメント症候群と関係します。評価では空き缶テスト(Jobeテスト)で外転時の痛みや筋力低下をみます。

空き缶テストで棘上筋を評価する図
空き缶テスト(Jobeテスト)で外転時の痛み・筋力をみる
国試ポイント
① 棘上窩から上腕骨大結節につく回旋筋腱板筋
② 肩外転の最初の0〜15°を担う主動作筋
③ 腱板の中で最も障害されやすく、インピンジメントや空き缶テストと結びつく
📖 棘上筋をスライドで学ぶ(国試辞書) 図解スライドでサクッと復習