骨格系は全身の骨が組み合わさってできた支持組織で、身体を支えるだけでなく保護・運動・造血・カルシウム貯蔵という5つの重要な役割を持つ。骨は形によって長骨・短骨・扁平骨・含気骨の4種類に分類され、それぞれ体のどの部分に見られるかが国試でよく問われる。
| 読み方 | こっかく |
|---|---|
| 分類 | 支持組織(結合組織)の一種、骨組織 |
| 主な役割 | 支持・保護・運動・造血・カルシウム貯蔵の5つ |
| 形による分類 | 長骨・短骨・扁平骨・含気骨の4種類 |
| 長骨の構造 | 骨幹と骨端に分かれる(上腕骨・大腿骨など) |
| 含気骨の特徴 | 前頭骨・上顎骨・篩骨・蝶形骨などが副鼻腔を形成する |
| ヒトの骨格的特徴 | 二足歩行と母指対立運動(親指が他の指と向き合う) |
| 国試での狙われ方 | 骨髄=造血、骨=カルシウム貯蔵という対応関係、骨の4分類の実例、長骨の骨幹・骨端の名称、含気骨=副鼻腔形成が頻出 |
骨格は単に体を支えるだけの構造ではなく、生命維持に関わる複数の機能を担っている。国試では特に「骨髄=造血」「骨=カルシウム貯蔵」という組み合わせが頻出する。
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| 支持 | 身体を支える |
| 保護 | 脳・脊髄・内臓を保護する |
| 運動 | 筋肉と協力して運動を行う(筋の起始・停止となる) |
| 造血 | 赤色骨髄で血球を作る |
| カルシウム貯蔵 | 骨組織がカルシウムの貯蔵庫になる |
骨はその形状によって4種類に分類される。それぞれの代表的な骨と特徴をセットで覚えることが国試対策の基本になる。
| 分類 | 代表例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 長骨 | 上腕骨・大腿骨など | 骨幹(中央部)と骨端(両端部)に分かれる |
| 短骨 | 手根骨・足根骨など | 立方体のような形をしている |
| 扁平骨 | 頭蓋骨・胸骨・肋骨など | 薄くて平らな形をしている |
| 含気骨 | 前頭骨・上顎骨・篩骨・蝶形骨など | 内部に空洞があり副鼻腔を形成する |
全身の骨格は大きく6つの部位に区分して整理される。前面・後面の位置関係を図でイメージしながら覚えるとよい。
ヒトの骨格には、他の動物と区別される特徴的な機能が2つある。国試ではこの2点がヒトの進化・機能的特徴として問われることがある。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 二足歩行 | 骨盤が体を支え、2本の足で直立・歩行ができる |
| 母指対立運動 | 親指と他の指を向かい合わせにでき、物をつかんだり細かい作業ができる |
骨格系の要点は「役割」「分類」「ヒトの特徴」の3本柱で整理すると覚えやすい。