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ソーシャルワーク(社会福祉援助技術)の種類・面接の原則・国試ポイントそーしゃるわーく

ソーシャルワーク(社会福祉援助技術)とは、生活上の困りごとや社会的問題を抱える人を支える援助活動のこと。対象は個人・家族・住民・地域社会まで広く、医療・教育・司法・企業など幅広い分野で行われます。国試ではケースワーク/グループワーク/コミュニティワークの3分類と、面接の原則(個別性・受容・共感・非審判・自己決定・秘密保持)が繰り返し問われます。リハビリテーション領域でも、社会復帰と生活の再構築を支える基盤知識として重要です。

ソーシャルワーク|ソーシャルワーク 1
読み方そーしゃるわーく(社会福祉援助技術)
定義生活上の困りごとや社会的問題に対して人を支える援助活動
対象個人・家族・住民・地域社会(ひきこもり、経済的困窮、介護負担、虐待・DV、防災など)
活動分野医療・教育・司法・企業・行政など幅広い
主な3分類個別援助技術(ケースワーク)/集団援助技術(グループワーク)/地域援助技術(コミュニティワーク)
援助の流れインテーク面接 → 状況把握 → 目標設定 → 援助計画 → 実施・モニタリング
面接の原則個別性・受容・共感・非審判・自己決定・秘密保持
関連技法ケアマネジメント(社会資源の活用・多職種連携・生活の再構築)
国試での狙われ方3分類の名称と対象の対応、面接の原則の語句の言い換え、インテーク面接の位置づけ

ソーシャルワークとは(定義と対象)

ソーシャルワークは社会福祉援助の総称で、社会問題に直面している人を支える活動です。支援の相手は本人だけではありません。個人 → 家族 → 住民 → 地域社会と、同心円状に対象が広がっていくのが特徴です。

活動の場も医療・教育・司法・企業など幅広く、病院の医療ソーシャルワーカー、学校のスクールソーシャルワーカーなどが代表例です。

ソーシャルワークの対象は個人から地域社会まで広い
ソーシャルワークの対象は個人から地域社会まで広い

3つの援助技術(ケースワーク・グループワーク・コミュニティワーク)

国試で最も狙われるのが、直接援助技術の3分類です。「誰を・どの単位で支援するか」で覚えると混同しません。

ケースワークでは、本人の生活・経済状況・心の状態・人間関係・健康を把握したうえで、その人を取り巻く環境(家族・親族/学校・職場/地域・近所/制度・サービス)にも目を向けるのがポイントです。

名称別名援助の単位主な内容キーワード
個別援助技術ケースワーク個人・家族問題の把握 → 環境の評価 → 解決・援助につなぐ1人ひとりに合わせる/環境に注目
集団援助技術グループワーク集団(グループ)集団場面と仲間との人間関係を活用して援助支え合い・成長/仲間と学ぶ
地域援助技術コミュニティワーク地域社会住民をつなぎ、暮らしやすい地域づくりを進める地域全体を見る/地域社会の発展
個別援助技術(ケースワーク)の流れ
個別援助技術(ケースワーク)の流れ

集団援助技術と地域援助技術の具体像

グループワークは、同じ悩みをもつ人が集まる場そのものを援助の道具として使います。メンバー同士の相互作用(人間関係)が支え合いと成長を生むことが本質で、援助者が一方的に教える形ではない点が引っかけになります。

コミュニティワークは、ゴミ問題・空き家・孤立といった地域の問題を対象とし、住民同士をつないで暮らしやすい地域へ変えていく方法です。個人の問題解決ではなく地域社会そのものの変化を目指す点が区別のカギになります。

集団援助技術(グループワーク)
集団援助技術(グループワーク)

インテーク面接と援助のプロセス

インテーク面接=初回面接で、支援の出発点にあたります。ここで得た情報が以降のすべての計画を左右するため、国試でも「最初に行うのは何か」という形で問われます。

段階内容この段階で最も大切なこと
① 初回面接(インテーク)はじめて本人と会い、相談を受けるまずは信頼関係(ラポール)をつくる
② 状況を把握生活・課題・希望などを丁寧にヒアリング住まい・健康・経済など多面的に聴く
③ 目標を設定生活の安定、就労、人間関係の改善などを設定本人の希望を大切に一緒に決める
④ 援助計画へ支援内容・支援方法・支援期間・役割分担をまとめる具体的な計画に落とし込む
インテーク面接は支援の出発点
インテーク面接は支援の出発点

面接の原則(個別性・受容・共感・非審判・自己決定・秘密保持)

面接技術は対人援助の基本であり、①面接で支援する ②クライエントが主体 ③話をよく聴く ④専門知識で支えるという姿勢が土台になります。そのうえで、次の6原則が国試頻出です。

原則意味誤りやすい選択肢の例
個別性一人ひとりに合った支援を行う「同じ疾患なら同じ支援でよい」は誤り
受容相手をありのまま受け入れる「誤った考えは即座に正す」は誤り
共感相手の気持ちを理解し寄り添う「同情する」「一体化する」とは異なる
非審判一方的に良し悪しを判断しない「本人の行動を批判して改めさせる」は誤り
自己決定本人が選び決めることを尊重する「援助者が最善の方法を決定する」は誤り
秘密保持許可なく他者に伝えない「家族には無条件に伝えてよい」は誤り
非審判・自己決定・秘密保持
非審判・自己決定・秘密保持

ケアマネジメントと社会生活の再構築

ケアマネジメントは、必要な社会資源とサービスを結びつけて、本人の社会生活の再構築を助ける方法です。リハビリテーションの最終目標である社会復帰・参加と直結します。

ケアプランは目標設定 → サービス調整 → 支援の連携 → モニタリングという循環で運用され、立てたら終わりではなくモニタリングによる見直しが必須です。

ケアマネジメントは社会生活の再構築を助ける
ケアマネジメントは社会生活の再構築を助ける
国試ポイント
① 直接援助技術の3分類は「ケースワーク=個人・家族」「グループワーク=集団」「コミュニティワーク=地域社会」。援助の単位で識別する。
② インテーク面接=初回面接。最初にすべきは情報収集より信頼関係(ラポール)の形成。
③ 自己決定の原則により、支援方針を決める主体はあくまで本人。援助者が決定するという選択肢は誤り。
④ 非審判的態度は「良い・悪いを一方的に判断しない」こと。助言や指導を一切しない意味ではない点に注意。
⑤ 秘密保持は許可なく第三者へ伝えないこと。家族であっても本人の同意が原則。
⑥ 受容と共感は別物。受容=ありのまま受け入れる、共感=相手の感情を理解し寄り添う。同情(sympathy)とは区別する。
・ ケアマネジメントはケアプラン作成で終わらず、モニタリングによる継続的な見直しまで含む。
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