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肩甲挙筋の起始・停止・作用・支配神経けんこうきょきん / Levator scapulae

肩甲挙筋は首から肩甲骨に向かって走る筋肉で、首の後ろ〜肩の内側に位置します。主に肩甲骨を引き上げる働きをもち、首こり・肩こりと関係しやすい臨床頻出筋で国試でも重要です。

頸椎から肩甲骨上角へ走る肩甲挙筋を示した骨格図
読み方けんこうきょきん
起始頸椎(上位頸椎の横突起)
停止肩甲骨の上角(内側縁上部)
作用肩甲骨の挙上下方回旋、(肩甲骨固定時は)頸部の同側への側屈

肩甲挙筋はどこにある筋肉か

肩甲挙筋は首の後ろ〜肩の内側に位置し、頸椎から肩甲骨に向かって走ります。僧帽筋の深層にあり、肩甲骨を動かす重要筋で、首こり・肩こりと関係しやすい筋です。

頸椎から肩甲骨に向かって走る肩甲挙筋を示した骨格図
頸椎から肩甲骨へ走る肩甲挙筋

起始と停止

上位の頸椎の横突起から起こり、肩甲骨の上角へ付着します。首と肩甲骨をつなぐ走行で、肩甲骨の上角を持ち上げる位置関係を押さえましょう。

頸椎横突起から肩甲骨上角へ付着し、上角を持ち上げる肩甲挙筋の図
肩甲骨の上角を持ち上げる走行

作用(肩甲骨挙上・下方回旋)

主な働きは肩甲骨を引き上げることで、肩をすくめる動きで活躍します。挙上だけでなく肩甲骨の下方回旋にも関与し、上部僧帽筋や菱形筋と協力します。

肩甲骨の上角を持ち上げ、下方回旋にも関与する肩甲挙筋の図
肩甲骨を上へ引き上げる働き

頸部の動きへの関与

肩甲骨が固定されると、肩甲挙筋は頸部の同側への側屈に働き、やや回旋にも関与します。首を横に倒す動きに関係し、首こりとの関連を理解しておきましょう。

肩甲挙筋が働き首を同側へ側屈させる動作イメージ図
肩甲骨固定時は首を横に倒す動きに関与

国試ポイントと臨床

肩甲挙筋の過緊張は首こり・肩こりの原因になり、首の付け根〜肩甲骨内上角で張りやすい筋です。長時間のPC・スマホ姿勢で硬くなりやすく、臨床でよく触れる筋です。

肩甲挙筋の過緊張で首の付け根から肩甲骨内上角が張る様子を示した図
過緊張で首の付け根が張りやすい肩甲挙筋
国試ポイント
① 頸椎横突起から肩甲骨上角へ走り、肩甲骨を引き上げる(挙上)
② 肩甲骨の下方回旋、肩甲骨固定時は頸部の同側側屈にも働く
③ 過緊張は首こり・肩こりの原因となり臨床で頻繁に触れる筋
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